韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)次期大統領の報道官は17日、対日政策などを協議するため、国会議員や専門家で構成する代表団を24日から日本へ派遣すると発表した。28日までの日程で日本の外務省などの政府や国会、財界関係者らと会談する。
尹氏は今月3〜11日に米国に代表団を派遣しており、日本は2番目となる。尹氏は日韓関係改善を目指す姿勢を示しており、代表団は懸案の韓国人元徴用工問題などについても協議する可能性がある。
報道官は「対北朝鮮政策に関する協力と韓日間の懸案解決のための土台を構築する効果があると期待する」と述べた。
次期与党「国民の力」所属で国会副議長の鄭鎮碩(チョンジンソク)議員が団長、韓日議員連盟の幹事長で駐大阪総領事も務めた金碩基(キムソクキ)議員が副団長を務める。
日本通の尹徳敏(ユンドクミン)・元韓国国立外交院長やソウル大国際大学院の朴■熙(パクチョルヒ)教授、韓国外務省の元高官も加わる。
韓国では、5月10日の大統領就任式に日本からどのレベルの要人が派遣されるかに注目が集まっており、代表団と日本政府の間で意見が交わされる可能性もある。(共同)
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