ウクライナのアゾフ大隊は、南東部の街・マリウポリでロシア軍が化学兵器を使ったと明らかにした。

地元メディアはサリンの可能性もあると報じている。

首都・キーウ近郊では、至るところに破壊された建物や戦車が確認できる。

また、ロシア軍に包囲されているマリウポリで、ウクライナ軍の1人が11日、SNSに「弾薬が尽きつつあり、きょうはおそらく最後の戦いになるだろう」と支援がないことに絶望するような投稿をした。

戦況の厳しさを表している可能性がある一方、ウクライナ軍の最高司令官は、「マリウポリは安定的に維持している」と声明で否定した。

こうした中、ウクライナのアゾフ大隊は、「ロシア軍がマリウポリで正体不明の有毒物質を使った」と明らかにした。

多くの人に呼吸不全などの症状が出ていて、ウクライナメディアは、サリンの可能性があると報じている。