昨年10月の衆院選で当選した衆院議員465人の資産報告書が11日、国会議員資産公開法に基づき公開された。
共同通信の集計では、株式を除く預貯金などの金融資産と土地、建物を合わせた資産総額の平均は2924万円。過去最低だった前回2018年4月の公開時に比べ、32万円増えた。
上位10人中7人を自民党が占め、トップは自民党の麻生太郎副総裁の6億1417万円だった。
2、3位も自民党で、高木宏寿氏5億4602万円、逢沢一郎氏5億647万円だった。
資産が1億円を超えたのは26人で、前回より1人増えた。株式を除く金融資産や不動産を持っていないと報告した「資産ゼロ」議員は77人で、前回より7人増えた。
参院からのくら替えを含む新人97人の平均は1864万円で、前回より172万円減った。首位は日本維新の会の藤巻健太氏で4億2897万円。
女性議員45人の平均は1492万円で、前回より348万円増えた。1億円を超えたのは野田聖子こども政策担当相のみ。
男性420人の平均は3078万円だった。
政党別平均では、公開対象の議員が1人の社民党が5383万円で首位。自民党3739万円、立憲民主党2042万円、日本維新の会2041万円と続き、以下は国民民主党1849万円、公明党1583万円、共産党606万円、れいわ新選組16万円の順だった。
資産別の平均は、土地1389万円、建物858万円、預貯金677万円、借入金1256万円。銘柄と株数が公開される株式は158人が所有していた。(共同)