東南アジアにはロシアとの結び付きが強い国が少なくない。
東南アジア諸国連合(ASEAN、10カ国)では、社会主義国のベトナムとラオスがロシアとの関係が深いことで知られる。
7日に行われた国連総会の緊急特別会合で、人権理事会におけるロシアの理事国資格停止の決議が採択されたが、ベトナムとラオスは反対した。

 ASEAN全体で見ても及び腰の姿勢が目立つ。ASEAN各国外相は3月3日付の声明で停戦を求めたが、ロシアへの直接の言及は避けた。
その後、対ロ経済制裁に踏み切ったのはシンガポール1カ国にとどまる。