このほどドイツの男性がスピード違反を犯してしまい、オービス(自動速度違反取締運転装置)による交通違反の罰金通知書を受け取った。
ところがオービスが捉えた証拠写真には、男性ではなく彼が飼っている犬が写っていたという。『The Daily Star』『Dodo』などが伝えている。
ドイツ在住のドン・キリアンさん(Don Kylian)が先月、Twitterに投稿した1枚の写真が注目を集めている。写真にはドンさんの叔父が受け取った交通違反の罰金通知書が捉えられていた。
ドンさんの叔父は法定速度以上のスピードで車を運転していたことで、オービスのカメラによって証拠写真が撮られ、50ユーロ(約6760円)の罰金を支払わなければならなかった。
ところが通知書にプリントされている証拠写真には、叔父ではなく飼い犬の姿があった。犬は何食わぬ顔でハンドルの前に座っているが、まるで犬がスピード違反を犯したようにも見える罰金通知書に叔父は愕然としてしまったという。
どうやらその日の叔父は犬を連れて運転していたが、犬がちょうど膝の上に乗ってきた瞬間にオービスに撮影されたようだ。
ドンさんは動物の物語を伝えるメディア『Dodo』のインタビューに応じ、このように語っている。
「『これってあり得ない』って思ったけど、叔父も同じように驚いたと思います。叔父は普段、犬に特別なシートベルトを着けさせていますが、その日は忘れてしまったようです。それで運転中に犬が叔父の膝に乗ってきたらしく、驚くことに犬が膝の上にいたのはたった3秒ほどだったそうなんです。」
ドンさんは叔父が受け取った罰金通知書を面白い出来事として捉え、Twitterに投稿したところこのような声が寄せられた。
「どうやって犬が50ユーロも払うんだ?」
「叔父さんは『運転していたのは自分じゃない』って主張できるね。」
「別の問題として『犬が運転していた』と主張した場合、別の罰金が加算されるってことだね。」
ドンさんの投稿は多くの人を楽しませたようだが、現在この投稿は非公開となっている。またドンさんは「叔父は『自分は運転していない』と異議を唱えることもできたでしょうが、素直に罰金を支払ったようです」と明かしている。
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