名古屋市昭和区の「いつきクリニック石川橋」。新型コロナウイルスの「抗体定量検査」を行っている。

抗体定量検査とは、ウイルスに対抗する抗体の量が体内にどれくらいあるかを数値化するもので、数値が高いほど免疫を多く獲得できているといえる。

今回、2021年7月に2回のワクチン接種を終えた26歳の記者が、3回目接種の前後での抗体量を比較した。接種ワクチンは3回ともモデルナ社製。

いつきクリニック石川橋の院長:
ワクチンの2回目を打って一般的に抗体が8000くらいまでいくんですけど、半年で1000以下まで下がってしまう。抗体量が2000以上残っていると、80%ぐらいの確率でコロナを防げるといわれています

検査は採血のみで、最短で翌日には結果がわかる。

2回目接種から約8カ月経過した時点の抗体量は「856.3」。ウイルスを防ぐ効果があるとされる「2000」を大幅に下回っていた。

3月17日、モデルナ社製ワクチンで3回目の接種を済ませ、2週間後に再び抗体量を調べた。その結果は約2万5000。接種前後の2週間で30倍ほどに増加していた。

6350以上で感染予防率が99%といわれる抗体量。ワクチン接種で十分な効果が得られていると考えられる。

いつきクリニック石川橋の院長:
抗体を測ってみるとすごく減っているということで、やっぱり3回目が必要だねと理解してくれます。(ワクチンに)アレルギーがない方は、ぜひ受けてもらったほうがいいですね

(東海テレビ)

https://news.yahoo.co.jp/articles/7e4030f5344d32b186284c7c8048a65ab45ddbb3