愛知県警交通部の50代男性警視が、名古屋市内の警察署の署長を務めていた昨年秋、部下の女性にセクハラ発言をしたなどとして、本部長訓戒の処分を受けていたことが12日、県警への取材で分かった。
県警は、懲戒処分ではないとして公表していなかった。処分は2月4日付。
県警幹部によると、警視は昨年11月、若手女性署員4人と飲食店で会食。「女の人に手を握られるとうれしいんだよ」などと発言した。
警視は会食のために公用車で移動していた。また、署員の互助会費で、幹部官舎のカーテンなどを購入していたことも判明し、処分対象とした。警視は事実関係を認め、反省の言葉を口にしているという。
県警は処分理由について「署長という立場と、事案の内容を踏まえ総合的に判断した」としている。(共同)