37年続いた長寿番組NHK「バラエティー生活笑百科」(土曜後0・15)の最終回収録が7日、大阪市中央区のNHKホールで行われた。

「笑百科」は暮らしの中のトラブルを笑いを交えて解決していくバラエティーで1985年にスタートし、放送回数は1792回にのぼる。86年からは昨年8月に亡くなった落語家、笑福亭仁鶴さん(享年84)が約30年間、番組の顔である相談室長を務め、「四角い仁鶴がま〜るくおさめまっせ」のフレーズで親しまれた。

最終回はゲスト出演回数最多(19回)の作曲家、キダ・タロー(91)が出演。「この番組は大阪くさい居心地のいい番組だった」と惜しみ、最後の相談漫才は第1回から出演したオール阪神・巨人。巨人(70)は「仁鶴師匠とゴルフの話をしたりするのが楽しみだった」と思い出を語った。

フィナーレはキダが作曲した番組テーマソングが「この曲は3分くらいあって、テーマソングはケツの部分だけ」といい、歌詞が存在していたことが明らかになり、演歌歌手、神野美伽(56)が熱唱。出演者全員で合唱して最後を飾り、相談室CEOである落語家、桂南光(70)が「37年間お世話になりました。これからも世の中をま〜るくおさめていきたいと思います」と締めた。

最終回は4月2日に放送(変更の場合あり)。後番組に兄弟漫才師、中川家と吉本新喜劇座長のすっちー(50)がMCを務める「探検ファクトリー」が4月9日から放送される。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5a75bda33802794d63185a0e1cd3a94a0db4f37