カラムの立て方 - Fr2
合成化学者の腕の見せ所はむしろ精製パートにある いかに「精製工程の少ないルートを設計するか」も確かに重要だが まずは各ステップで精製しておいて、確実に次工程の検討を行うのが基本だろう カラムクロマトグラフィには研究室・企業ごとに星の数ほど流儀があります この中には教科書に出てこない素晴しい技術が埋もれているはず そんな知識の交流の場として活用しましょう --------------- ★とりあえず目を通しておくべき文献★ "Rapid Chromatographic Technique for Preparative Separations with Moderate Resolution" W. Clark Still, Michael Kahn and Abhijit Mitra, J. Org. Chem. 43 (14) 2923-25 ★前スレ★ 【カラムの立て方】 ttp://kamome.2ch.net/test/read.cgi/bake/1000840339/ >>226 crudeで次の反応いけよ >>229 普通に水-アセニトとか使えよ アセニトの匂いが嫌いでついメタノールで立ててしまうが 分離が悪くて orzになる事も 大量のODSの中に海砂が入ってしまってる のですが、どのようにして海砂を除去すればいいですか >>236 大きさや比重で分けられないか? そこまですることないかw >>236 適当なふるいでおk シリカに比べれば、海砂かなりでかいので目に残るでしょ >>357-359 ありがとうございます 溶媒加えてスラリー状にしてカラム管に加えると、下層に海砂がたまるのですが 結構な量でしてね、全体の1/10ぐらいの高さかな ふるいですか、研究室にあったかなー あるならやってみますわ >>240 ふるいが無ければそのスラリー状態の物を、 ビーカーか何かに入れた状態で振とうすればいいんじゃないかね カラムに入れるだけで下に溜まるのなら、意図的に振とうすればかなり落ちるはず 「ODSカラムを選ぶ基準は何ですか?」 なんてカラムメーカーの営業に聞かれたけど、目に付いたものを適当にって感じだなぁ 特殊な化合物でもない限り大して変わらん 上司はYMCが大好きだが 芳香環ついてるアミノ基ってシアノ基になったら一気にRf値上がるっけ? シアノ基でも塩基は塩基だからと思ったが カラムが内圧で割れるとどうなるの? 破裂する感じ? いやヒビが入っただけ 「ピシッ」と音がしたので慌てて圧抜いたら小さい亀裂が走ってた たぶん保管中に傷が付いてたんだろうって結論になった コンプレッサ+フラコレで自動分取してたら破裂したかもしれん 俺はグラスフィルターが割れて下からシリカが漏れたことある つまり、オープン派で綿栓派の俺は最強ということだな? 脱脂綿でメタノール系だと溶けるという話もある グラスウール最強だろw >>251 危ないなー てか、カラムでもフラコレって使えるんだ・・・知らなかった >>253-254 グラスウールは学生実験でしか使ったことないけど、扱いが面倒だから(´・д・`) ヤダ まぁ、溶媒次第ってところだろうか >>254 マジかよwww 俺いつも綿栓でクロメタだぜw まーNMRで変なピーク出てないから大丈夫だろw >>256 クロメタ系なら大丈夫だけど 水メタ系だとセルロースが少量溶け出る可能性がある 極少量だがな 水-メタかよ セルロースより先にシリカが溶けるんでないかね グラスウールって、なんで下に隙間空いてんの? 分離能下げるため? 自分が下手すぎるんだろうがしょっちゅう分けたいスポットの出終わりと出初め数フラクションが重なってしまう これってシリカの量がたりないのが原因なんだろうか?30倍でやってるんだけど Rfは0.08ぐらいは差があるんだけどなぁ・・・ TLCは理論段数がかなり高いから、実際の分離が悪くなるのは当然 儚f<0.1を一回で分けるのは難しいと思うよ 展開溶媒の極性をもう少し下げるかシリカ量を増やすか カラムのサイズにもよるけど漏れは200倍くらいまで上げることあるよ もちろん時間・溶媒量・シリカ量・回収率などを天秤にかけてからね ちょっとかぶるくらいなら俺はさっさと諦めて 2、3回カラムやっちゃうなあ。 極性下げて時間かけてやって 結局わかれないとイライラするからw フラクションをTLCで打って展開する前にUV見ると光るのに展開するといない 濃縮すると見えてくる こんなことあるからフラクション多めに回収してしまうんだが、微量だとして切り捨てていいもんなのかな? >>265 どの程度収率を重視するかによる 合成屋だったら収率重視だろうし、反応屋だったらそこまでじゃないだろうし それがバイプロであると困るんだよな TLC一点的なのにNMRで意外とピークでかいとか >>261 30倍って荒分けの分量じゃないか しかも0.08で分離するなら、1mlずつ分画するとかじゃないと無理だって 溶媒系を他のにした方がいいって、>>262 も言ってるように 0.08じゃあTLCかき取りもむずいだろ >>266 天然物屋だとほんの少しでも血眼になって回収するw >>18 にはクルードの重さ×20って書いてあるし30倍でいいだろ crudeってのが分野によって違うからなぁ・・・化学っていったって 順相シリカだから、あまりシリカ増やすと不可逆吸着されてしまうし 分離能が悪ければそこそこ増やす でも俺なら0.08なら展開溶媒系を変える。ヘキサン酢エチ系からクロメタ系へとかトルエン使ってみるとか 場合によっちゃあギ酸入れたり 酸加えるときは酢酸一択だったわ 蟻酸だとなんかいい点あるの? crudeってクエンチしたあと溶媒飛ばしたときの重さじゃないのか ギ酸の方が揮発性が あと経験的にだけど酢酸より分かれやすい pKa値のせいかな? あと匂いがキツイから、TLC後に真空で飛ばした時にちゃんと揮発したかどうかわかりやすい なんか便利そうなのが置いてあったから、とりあえず貼っておきますね Handbook of Thin-Layer Chromatography http://books.google.co.jp/books?id=s2nzNmEntZAC ゴキブリを殺すのに、ゴキブリを殺すための核爆弾の理論を解説するような本だな ウチの伝統的な系はトルエン酢エチイソプロパノールギ酸だな ゴキ殺すのに4溶媒も混ぜるのマンドクセ('A`) 研究室に出るゴキブリはアセトン吹きかけるだけで十分だろうw 部材が冒されると困る自宅とかだったら話は別だが・・・ それでも無水エタノールとかで十分だと思うが >>280 アミノ酸類の展開溶媒の例として そのギ酸を酢酸に置き換えたのが 実験化学講座には載ってたな。 ゴキなんて手刀で十分だろ 武器探してる時間が惜しい 今、俺がやってる実験なんだけど 原料+目的物の2成分で両方THFに可溶、CH2Cl2でうまく分けれそうけど溶けにくい。 THFに溶けるからそれをシリカに吸着させてCH2Cl2で分離できる? 最初に極性高いのに溶かすと失敗しやすいと聞いたので。 あと、まぶしカラムもTHFに溶けるならそれをそのままカラムに流したらだめなの? どうしていちいちサラサラシリカにするのか分からん シリカにとかすイメージ THFでガチエバポがこわくなければそれで分けられるんじゃない? 俺ならCH2Cl2+アルコールとかで吸着させるかなぁ >>289 前者・・・カラム内で結晶化して回収できない可能性がある 少量で試し精製して回収率を確かめるべし まあ酢エチやらメタやらでグラジエントかければ流出してくると思うけどね 後者・・・疑問に思うならやってみな カラム開始5分で理由が分かる >>290 >>291 二人ともありがとう THFでシリカ溶けでもすんのかね?「サラサラになるまで」って表現だし 結局失敗しながらやってくしかないか TLCとにらめっこだな >>293 ん〜とな 失敗しながら覚えることも大切だけど、そういう基本的な事柄は指導者に聞いておいたほうがいいぞ まぶしカラムは比較的応用の範疇だから、基礎知識がなければ操作の意味が理解できなくて失敗が続くよ シリカまぶしだと、不可逆吸着が起こってしまう場合もあり 場合によってシリカ層の上に海砂か石英砂を1cmくらい重ねておくとか (これはテーリング防止にもなる) カラムは研究室や流派でいろいろ試行錯誤してるからねー 採りたいモノによっても溶媒は変わってくるし、 うちみたいに廃液処理の関係で極力クロホル使わなかったりとかもある 出身研究室は酢エチ/ヘキサン混合系か、酢エチかヘキサン単独が主流だった その他溶媒を使うなんてことは、ごく限られた場合のみだったわ 古い酢エチだと、分解されて酢酸が含まれているから テーリング防止になるって聞いたことがある その話は聞いたことが無いな 逆に言えば、ほんの少し酢酸混ぜた酢酸エチルを使うっていう手段もあるわけか カラムクロマトって同時に何本までできる? 昔は二本まとめてやったことはあるけど その人の腕次第じゃない? 自分は2本ですら手を出さなかった・・・ 1本ですらめんどくさいのに、何本も同時にやりたくない シリカのやつとサイズで分けるやつと二本やったことならあるけど疲れるね オープン×3 + HPLC分取×2なら学生時代にあった 年会直前だからこそやれた技 今は絶対ムリ クロスコンタミが怖すぎる 頑張ったなあw 俺なら寝ぼけて混ぜてしまうレベルだ 猛者、現るw 同時じゃないけど、朝っぱらから原料合成の特大カラムの後、 通常のカラムを立て続けに丸一日何本もやってる人なら見たことある 試験管の消費が半端ねー・・・洗う方も大変だ >>304 ちょwwwパネェwww 確かに年会直前は界王拳10倍できそうな気がするわ 実際は慌てまくって0.5倍だけどなw チラーが冷えるの早くなって嬉しい ロシアのエバポにはチラー付いてるのかな みなさんありがとう すごい人もいましたね 今はもう有機系では仕事してないですが、今いる研究室で何人かはカラムをしているので懐かしくなってしまいました みなさんのご検討をお祈りいたします 荒分けとか既にどこに何が出てくるかとか分かってるならともかく 天然物屋としては、2本のカラムとか怖くてできん そもそもTLC打ちながら分取していくのだし ガシャンコと自動分画装置があるならともかく そういや、HPLCとかに自動フラコレ付いてんのは見たことあるけど、 普通のフラッシュカラムに自動フラコレって付けられるの? 高価そうだけどそれがあれば、ある程度状況がわかっているカラムに関しては、複数同時流しも容易にできるな・・・ ttp://www.advantec.co.jp/japanese/hinran/tanpin/02_083.html これの古いやつで分銅タイプ(液が溜まるとこの重さと分銅の重さが等しくなるとガシャンコと動く)使ってた オープンカラムの上に分液ロートで溶媒貯めて置いてな 溶媒切れ、試験管切れで泣いたこともあったなw >>313 うお、あるんだ! 小規模なカラムや、チマチマしたフラコレをしたい場合には最適ではあるな しっかし、高い機材だ・・・w 溶媒切れ、試験管切れは手動フラコレだってなんにしたって、誰でも経験のあること 前者は、完全に溶媒面が試料上面を下回らなければ、コック閉じて調製、補給すればいい 後者は・・・他になかったらマジご愁傷様 >>311 逆に反応屋だと基質のテーブル揃えるときとかは ルーチンカラムを大量にやるので同時にガンガンやったりします。 >>315 このフラコレで試験管切れすると、試験管立てに溶媒がかかりまくって 水系ならなんとかなるけど、アセトンとか入れておくと試験管立ては溶けるわ 装置は壊れはしないかとヒヤヒヤもんだったわw 溶媒切れは上の分液ロートを斜めにして、うまく液が追加されるかどうか見守ってないといけないから 結局見守っててあんまフラコレのメリット生かしてなかったりw 研究室にあった唯一無二のフラコレだったから、オンボロでも貴重でした >>316 ルーチンカラムでも、溶媒切れや受け器用意したり じゃんじゃかエバポ回したりしなきゃで、自分にゃあそんな器用な事できんかった (´・ω・`) >>317 ちょっとまて 試験管立は・・・耐薬性、耐溶媒性の樹脂じゃないの・・・か・・・? 中国製の安いやつではないだろうか 溶媒切れはまだしも、計算ミスって溶媒多すぎたときが最悪 試験管が一周してきてコンタミしまくりw 計算ミスって溶媒多すぎたってどういう状態? いつまでもモノが出てきて試験官足りなくなった時は適当な容量の三角フラスコで応急処置したりしてる >>313 のフラコレは試験管立てが1周すると同じ試験管に入れようとする 取り替えて新しい試験管立ててればいいけど、放置しとくとfr.1にfr.101が混ざったりw まあ、遠い画分だから再分画はしやすいだろうけど シリカは不可逆吸着あるからまたシリカとかやりたくないのよん フラコレって便利そうねー 憧れるけど買ってくれないだろな。 そこで電子工作ですよ 作るか、手作業交換するか迷い 手作業交換で卒業までやったのは後悔の連続… 最大3本同時にやってたから、3台も作ったかっていわれるとどうかなーだが。 今はさいしょっからフラコレがある所にいる。 軽く壊れてたのをなおすだけでよかった。 落ち着いて飯が食いに行けるって幸せなことだ。 手動フラコレだと・・・大学なら学部生に頼むとかできるけど 下っ端じゃあ一本満足バーかじりながら「ドモホルンリン◯ルの雫を見つめる仕事」状態だもんなぁ 給湯室までダッシュでお湯を入れてきて 廊下でカップ麺食べるんだよ>>325 はげどう>>326 オープンはともかく フラッシュなら集めながら溶媒足したり TLC打ったりしてればそこまであれじゃなくね。 まあ最近自動カラムが導入され 楽すぎわろた状態だけどw フラコレがなければオープンのカラムって何かと忙しいし気が休まらないじゃん。 気が休まらないのに合成仕込んだりするとすごく疲れるし集中力が散漫になるし あ、何が言いたいかってぇーとフラコレ羨ましいですって話です。 ロリータエバポレーターは時々オクに出てくるけど (多分どっかの学生がお古を横流ししたんだろうけど) フラコレはなかなかオクに流れてこないな >>324 合間に何が出てきてるかNMR(片道徒歩20分)で確認しなきゃなんないから忙しいよ! で>>330 >>331 時々暗くなるとどこかの故買屋がコソーリゴミ漁りに来てる ずいぶん遠くにNMRがあるんだな と禁断の「カラムを一時停止」技を使わなければ(オープン限定) read.cgi ver 07.5.4 2024/05/19 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる