カラムの立て方 - Fr2
合成化学者の腕の見せ所はむしろ精製パートにある いかに「精製工程の少ないルートを設計するか」も確かに重要だが まずは各ステップで精製しておいて、確実に次工程の検討を行うのが基本だろう カラムクロマトグラフィには研究室・企業ごとに星の数ほど流儀があります この中には教科書に出てこない素晴しい技術が埋もれているはず そんな知識の交流の場として活用しましょう --------------- ★とりあえず目を通しておくべき文献★ "Rapid Chromatographic Technique for Preparative Separations with Moderate Resolution" W. Clark Still, Michael Kahn and Abhijit Mitra, J. Org. Chem. 43 (14) 2923-25 ★前スレ★ 【カラムの立て方】 ttp://kamome.2ch.net/test/read.cgi/bake/1000840339/ モノが入ったフラクションの濃縮中に地震とかやってられねーよ エバポごと倒れて床に内容物ぶちまけた もう笑うしかない 試薬棚とかPCなんかはベルトで固定してるけど エバポを地震対策してるとこってあるの? つうかナスだけ落ちたとか考えられんから一挙にいったのか 冷却液が飛び散った床はエイリアンの死骸みたいで不気味すぎたwww >>110 なる ウチの会社は全然やってなかったぜ 地震の影響があったらやばかった それより出身ラボが蒸留塔たてっぱなしだったな あれはマジでヤバイな 大学だけどTHFのケチル蒸留塔たってて 普通に加熱されてまわってた。 幸い事故はなかった。 金属がイオン状態で溶液中に存在する場合シリカ通しても落ちてくる?? 溶液の極性は? DMFなんか流したら、何でも出てくる。 酢エチです セライトろ過したら金属イオンの色がガッツリ出たので('A`) シリカならどうかな、と すいませんミス 溶媒は塩メチ、それを酢エチで流しました そういうのカラムに通すってあまり一般的ではないんだろう? >>117 モノが不飽和アルコールなんで分液して水層から帰ってくるか不安で 悩んだ結果避けました 別にいけますかね・・・? >>107 うちの会社はチェーンで固定してたが チェーン切れた 木っ端微塵 実験台に接する部分だけ固定すると、上部の揺れが増幅され転倒しやすくなる。 どこも固定しないか、固定するなら上も固定しろ。 流し始めて3時間もしくは50本経過した辺りのつらさは異常 キレそうになったあと無感情になる 極微量のサンプルだったか、分離しにくいサンプルだったか忘れたが、 先輩がアルミナ使って先が短くなったパスツールでカラムしてたのには驚いた 当然、使ったパスツールは復旧不可能なので全部廃棄 ・・・根性で復旧させられる人いる? >>125 なんかわかるわ〜 しかも、流しながらモノ確認するためにGCかGC-MSで分析する作業がまた・・・ でも、モノが出たときの感動もまたひとしお パスツールカラムって 1mgとかそういうスケールの分離ではよくやるよね。 全合成の人とかよくやってる。 あと反応屋だとクエンチでパスツールショートパス やったりする。 さして実験もしないで卒業しちゃったんだけど、 シリカゲルとアルミナ以外、充填剤には何使えるんだろ? マグネシアとかチタニアとか。シリカゲルでもいろんな種類の表面修飾したものが山ほどある イオン交換樹脂か・・・そういえば学生実験の方で使ったかも いろいろあるのね、情報d >>139 海砂って不足してるんだ・・・使ったことないから知らんかった 代替として硫酸ナトリウムじゃダメなん? カラムする分にはそれしか使ったことないけど、もしかして海砂よりかなり高いのかな >>138 シリカゲルの上に乗せると、上面が波打つ 分離・精製めんどくさすぎわろたw ワンポット合成偉大すぎる >>141 ロートを回しながら階差を入れる 波打ったら少ない部分へロートの先を向けてさらに投入 どうしても波が気になるなら軽く二・三回たたく ただし、シリカの充填が甘いと階差が沈んでくるから、あまり叩かない方がいい 階差に保持能力はないから極端に波打ったとき以外は放っておいていいぞ 多少溶ける カラムに残っていたモノをメタノールで押し出してエバポ→酢エチに再溶解して濾過すると白い固体が残る >>141 きちっとシリカ充填すれば海砂のせたくらいじゃ波打たない >>149 最初作った時かなり焦ったw 時間経過で徐々に緑色になっていくとかw いい加減使い込んだリンモリ呈色液は、 なんか・・・汚い沼の緑色というか、そんな感じになるからねぇ >>149-150 おまえらが使ってるのはエタノール溶液だろ。 純粋なリンモリは無色だ。 リンモリブテン酸ナトリウム・n水和物は黄色だった これに水とりん酸と硫酸加えてかきまぜて作ってるが、別のモリブテン使ってる所ある? うちはエタノール溶液だった 口が広い適当な薬品瓶の空き瓶使って保存しとる 硫酸とか使わない分、扱いは楽 手に付こうが何しようが、ぬれぞうきんで拭けばいいだけの話 でも硫酸リン酸のほうがバックの色薄くて見やすいよ! >>155 硫酸酸性水溶液にしとくのって、そういうことなのね 微量なものも見逃しにくくていいかもね ちなみに、当時400〜500mL作っておいたが、先輩曰く、前回作ったのは1年前近かったらしい・・・ 後は呈色に何使ってたかなぁ・・・自分はリンモリで無変化なら過マンガン酸系、 同期の連中はバニリン系もやってたかな? 俺はリンモリ、アニス、あとヨウ素/シリカとかかな。 アニスって何が見れるんだろうか レシピだけあって現物が研究室に無い >>157 ああすっかり忘れてた…ヨウ素使ってたわ >>158 どっかに隠してあるかもよ >>158 「アニス 呈色」でググると幸せになれる 一番上に来るサイトには、種々の呈色試薬と、 それに反応する物質も書いてある でも、アニスは特にどれに反応するっていう表記は無いな TCIのカタログの後ろに何か載ってた気がする 今手元にないけど 径のでかいカラム使ったらあっという間に溶媒枯れてオワタ 硫酸ナトリウムでよくね? ・・・と言いたいところだが、なんかこだわりのようなものがあるんだろう とにかく"(,,゚Д゚) ガンガレ!" シリカゲルに塩化めやクロホを加えると、透明になるのは何故ですか? サンプル量に対してカラムが細すぎても太すぎてもうまく分離できないのよ ただ、何を分離するか、先にどのくらいの量のシリカゲルを積むかによっても分解能は変わるから、なかなか難しいね 分子上でちょっと置換位置が違うだけの異性体ができる反応場合、特に分離しにくいことが多い 時間かかってもいいから純度を上げたいときは、積むシリカゲルは多めに、そしてサンプル厚は数ミリ程度に抑える 場合によってはHPLCなんかを使うといい まぁ、俺は使ったことないがな >>175 太すぎてうまくいかない理由が理解できない。 薄まりすぎてTLCチェックしにくいとかそういう問題? >>176 正直太すぎる方の理由は忘れたが・・・たしかそんなんだったかと思う あと、上手く均一に投入しにくいからだったか・・・ 不必要に太いと吸着されて出てこなくなる可能性があがるかもよ? 吸着もありそうだし、拡散して薄っすーいのが出てくるから溶媒飛ばすのにも時間かかるだろうし そりゃ、ムチャクチャ太ければ薄まって見えにくくなるだろうが 常識的な範囲で「太すぎたw」くらいなら大して影響ないだろ せいぜい吸着ロス・シリカの無駄・溶媒の無駄・エバポ時間の無駄くらい まあ>>177 で均一にチャージできないくらい太いと言ってるんだから 常識はずれな太さを>>175 は想定してるんだろうが まあ悩んだら俺は太めの使うな。 細めの使って分離失敗すると悔しい。 有機合成の定番レシピって本の冒頭にカラムについて解説あるよ それによるといかなる場合でもシリカの高さは15センチ以内だってさ 30分以内に終了しないとそのカラムは失敗と考えるべきとも >>182 ショートカラムじゃあるまいし15cmは短すぎね? 分離不十分だろ >>182 適切な溶媒で、目的物がRf=09ぐらい、かつ高純度で出てくるならともかく・・・ 流石に短すぎる気がするんだが(時間的にも、シリカゲル的にも) 物がRf=0.2-0.3くらいの展開溶媒にして、フラッシュ用のシリカ(40-50 umくらいの球状)使えば15cmでも全く問題無く分かれる。 昔ながらの重力式のカラム(シリカが100-250umとか)やってるなら別だが。 オリジナルの文献ではΔRf=0.1くらいの異性体サンプルを分けてた。 さらにRf近いの分けたければシリカに対してサンプル減らせばいいだけ。 >>185 クソじゃない 合成経験が少ない人向けのファーストチョイス集 ただそれだけ >>183 お前はショートカラムで15cmも積むのか? ラボスケールなら適切な長さだろ 俺は基本15cmかせいぜい20cmしか詰まないわ。 団子分けるとかなら別だが 多くの場合は十分わかれるよ。 ただRf0.3だと一気に流れすぎてダメなことが多いので 0.2かそれ以下からグラジエントだけど。 Rf差が0.05以下なら考えるけど0.1以上わかれてんのなら 上のやり方でフラッシュカラムすれば 30minくらいで終わるだろ。 同じ量のシリカを使うのなら長くて細いのより 太くて短いのだな チャージをちゃんとやれば問題ない 流速が稼げるからあっとゆうまに終わる 俺もスケールアップは太カラム。 L=100で分けれたら、太くてもL=100で分けれる。充填やチャージにコツは要るけど、時間かからないから慣れると楽チン。 桐山漏斗で分けたこともあるし、φ90や110のカラムを発注したことも。10gスケールで毎日2回ずつショートカラムかけてればできるようになる。 >>192 そんなに大スケールのカラムを毎日二回もやるなんて・・・ もはや研究と言うより生産じゃないかw 小スケール合成ばっかりやってた研究室にいた俺にはイメージできんの いったい何をやったらそんなにカラムすることになるんだ? カラムも10gスケールくらいまではいいけど 30gとか50gになるとつらいよね… 俺もウン10グラムをカラムしてるけど、合成というより目的のモノを作ることを最優先するそうなる。合成ステップ10くらいあるし収率もあんまりないし。 要は収率とかどうでもいいからとにかくモノを作れ、でいくとそうなる。 >>195 ああ、全合成の初段とか2段目くらいをたくさんやってるような感じなのね もしくは収率低めの段を大スケールでやってると ・・・金かかりそうだなぁ それにしてもウン10グラムのカラムって、相当太くなりそう・・・ 1kgのcrudeを精製するときは直径20cmくらい、長さ1.5mくらいのsusカラムでやってるぜ チャージ時のシリカ乱れなんざ微々たるモンだから5Lナスコルから直接ジャーっと豪快に流し込む 初めて見たときは「oh・・・」としか言えなかったwww >>199 異常ポルフィリン系は 超マルチスポットの混合物から巨大カラムで がんばって数%かそれ以下の目的物を拾ってくるお仕事だと聞いたことが。 read.cgi ver 07.5.4 2024/05/19 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる