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「酒ならダン!」
と檀一雄も書いていますな。
檀一雄のエッセイ集「海の泡」(講談社文芸文庫)のなかに、
ポルトガルに住んでいた頃の話として「来る日 去る日」という題の
文章がありますな。そこに「さりげなく、まるで潮の干満のように、口中を
去来する愉快は忘れられるものではない。」「私のほうが葡萄酒の
「ダン」から、捕捉され、身動きつかなくなってしまったといった方が
当たっていよう。」と書かれていて、ワシも飲んでみとうなりましたワ。