「■ "フーガ"」
宿儺の右手人差し指に炎が宿る。
「原初の炎。この世界が生まれし、在りし日の最初の火種。」
続けて宿儺の中指に一陣の風が渦巻く
「悠久の風。」
宿儺「俺の術式は、この世界の全ての事象、物質をこの時この場所に自在に顕現させることが出来る」
さらりと術式開示した宿儺の左手にはかつて飛天と呼ばれた呪具が握られていた。