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「週刊少年ジャンプ」が本気で作った学習マンガ雑誌「勉タメジャンプ」が発売中。雑誌を立ち上げた「週刊少年ジャンプ」の本田佑行副編集長にその制作の背景や裏話を聞いた。

――「勉タメジャンプ」連載には、Boichi氏(『Dr.STONE』作画担当)、田村隆平氏(『べるぜバブ』『灼熱のニライカナイ』)、古舘春一氏(『ハイキュー!!』)といった超人気作家陣が集結していますが、選出の意図は?

子どもたちには、本当に面白いマンガを読んでほしい。だから、いちばん最初に思ったのは、僕自身が心の底から描いて欲しいと思える作家さんにお願いしたいということでした。

自信を持って「この人はすごいマンガを描ける、キャラクターを転がせる、面白いものを作れる」と言えて、あとは内容の相談をきちんとした上でチューニングができる作家さんというのが希望としてあって、そういう方々にお声がけしていったら、幸運にもこういうラインナップになりましたという感じです。

――マンガで扱っている人体の不思議やピラミッドの秘密といったテーマは、どのようにして決まったのでしょうか?

テーマに関しては、作家さんが描きたいもの、興味を持っているものです。マンガって、興味があることじゃないと面白く描けないので、こっちからテーマのお仕着せはしたくなくて。

田村先生の場合は「ピラミッドが大好きなんですよ」っていう先生のひと言から始まりましたし、つき合いが長いBoichi先生からは「僕はなんでも描くから本田さんが僕に合うと思うものを教えて」と言われて、「それだったら先生の画力で、体の中が見たいです!」っていうやりとりでテーマが決まりました。