エリカも反撃に出る
「ひろちゃんこそ私が凪くんと2人きりになってほしくなくて今日呼んだんじゃないの・・・?」
「そうだよ・・・」
「っていうのもあるけどお兄さんに会った感想聞きたいなってエリカちゃんずっと好きだったんでしょ?」

エリカを驚かしながらひろは呼んだ理由を話し本題へと入り、エリカは凪と宗助への想いを正直に話す
「どっちも好きになっちゃいけないんだよ」
「だって凪くんにはひろちゃんがいるしソッケはお兄ちゃんだよ?」

驚きつつもひろは煽るようにエリカの核心を突く
「じゃあつまり・・・2人とも好きなんだ?」
「そんなのおかしいよね・・・?」
二股を突っ込まれて肯定するかのようにエリカは顔を真っ赤にして言った

エリカ騒ぎ出す
「わかんないわかんない考えたくないーっ」
ゴロゴロして騒ぐエリカを見ながらひろはエリカちゃんかわいいと思いつつ自分も同じだと話す
「じゃあお互い様だね・・・私も許嫁がいるのに好きになっちゃったんだから」

ひろとエリカがそんな話をしてるとは気付くこともなく凪はひろの父親のスパルタ修行でKOされていた
勉強会が終わりボロボロで疲れ果てた凪と元気なエリカがまた来るねと言ってハウスへと帰ろうとする
ふとエリカは凪の顔に泥が付いてることに気付き取り始め2人の光景を見たひろの脳が破壊されていく

娘の気持ちを知らない父親は上機嫌で話す
「2人を見ていると若い頃を思い出すな」
ひろに2人の関係を聞いてしまい凪とエリカにも聞かれて驚かせる
「海野君とエリカさんはお付き合いしているのかね?」

「海野君はひろに気があるのかと思っていたが違ったようだなァ」
「いえそれは・・・」
あたふたする凪は否定しようとしてひろと目と目を合わせた瞬間今の関係を伝えようとする
「実は俺・・・ひろさんとお付き合・・・」

「違います私達は許嫁なんです」
凪が名乗り出るのをエリカが許嫁名乗りをすることで遮り凪とひろの交際は伝わらず
「そっちだったかァ!どうりでわははは!」
何も知らないひろの父親はエリカの言葉を受けて爆笑して凪は呆気に取られながらエリカとハウスへ

交際を話せずエリカに遮られたひろは思いっきり顔を曇らせて一人ポツンとしていた
神社から離れた後で凪はエリカにどうしてあんなことをしたのか聞く
「だって事実だし?それに凪くん空気読めなさすぎよ?そういう大事なことはもっと言うべき時に言うのが礼儀でしょ!」
エリカの軽い説教を真に受けた凪は俺のためを思ってのことだったのかと安堵してエリカに有難う助かったと感謝する

「それに!ひろちゃんのご両親に伝えるのはまだ早いと思う!」
エリカは恥ずかしそうで気まずそうな表情で凪に釘を刺し明らかに自分自身の感情を優先させるのであった
「ほら凪くん帰ったらクリスマスの準備始めるわよ!!」
勉強よりクリスマス言い続けるエリカに凪は突っ込みつつクリスマスの日を迎えようとしていた
次回は巻頭カラーでドキドキのクリスマスイブ天海ハウスに全員集合!!
 
 
久々にひろの許嫁の話題も出るがそれ以上触れられずエリカはひろに二股否定せず王者のひまつぶしならぬひろつぶしへ