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雪原 @ykhre
いま諸事情によりワンピースを1巻から読んでるんだけど、くいなにゾロが最初まったく勝てなくて、でもくいな本人は「大きくなったら女の子は男の子に勝てなくなっちゃうんだよ…」と涙した翌日に事故死してしまうんですよ 
これさあ、尾田っち天然で悪意ありすぎだと思うんだけど気のせいかな文字数

国民的人気マンガの主人公様なのでルフィについてあまり書いてはいけないような気がするんだけど、
かれは人の話まったく聞かないしゾロには「死ぬか海賊になるか選べ」とか無邪気に迫るし、瞳孔は常に開いてるし(余計)どうしても個人的には恐ろしい人だと思ってしまいます 大物と化物は紙一重だよ…

ルフィ「オレは強い!」ナミ「助けて…(涙」くいな「女の子は男の子に勝てないの」ゾロ「天国のくいなのために強くなる」に加えて稀代の女たらしサンジさんはオカマ(原文ママ)に追いかけられてオエエエエエエとか笑いモノにしてましたね こ
の麦わら一味の活躍が3億5000万部という つらい

別にワンピをdisりたい訳じゃないしノットオールメンならぬノットオールワンピだよ、いいとこも沢山あるし好きな話だってあるよ 
でも冒険やロマンという甘い衣を着せて「やっぱり女は弱い」「お色気担当」「アルビダは醜いから罵ってもいい」「オカマは気持ち悪い」が肯定されてるのは変だと思うよ

ワンピースは「少年漫画だから」「冒険ロマンだから」を差し引いても、マッチョイズムのみならず全方位的に「女はスッこんでろ感」を網羅していて
、恐らく現代の日本男性は(無意識的に)カタルシスを自動的に得やすいシステムなので、それはまあ国民的作品にもなるよなあ、等と思ってしまい恐縮です

ワンピの尾田さんはカマバッカ島の人やおかま道の人を徹底的にギャグ要素として(ある意味ではテレビよりドギツく)笑いのめして描いてるけど
、あのエピソード群を、彼の笑いのめす「オカマ」の方々はどんな風に読んだのかな、などと思うのです

カマバッカ島の「いかにも」な描き方が本当にモヤッとする…。読んだ子どもはサンジみたいに「オカマっぽい子」から逃げてフザけるかなあ。
スカートめくりの無邪気さで。トリコの「ナイフ!」「フォーク!」みたいに、楽しんで真似するのかなあ。なんたって分母が全世界で3億5000万部だからなあ…

ワンピ5巻の回想で死の床にあるウソップの母が、海賊になるため家を出てった夫について「でも母さんは父さんと結婚したことを誇りに思ってるよ…あんたも父さんのような勇敢な男になるんだよ」と幼ウソに言い聞かせてたけど、
ごめんそれ「勇敢」な行為とはとても思えないんだが #ヤソップさん養育費

ワンピ世界では「海賊旗に呼ばれ」たら家庭も何も放棄して、妻が病で死んでも子が心を病んでも振り返りもせず(養育費という概念すら存在しなさそう)それが「男のロマン」として肯定され推奨されるんだよな…
いや童話と思えば…?でもやっぱりマッチョイズム強すぎて怖い

ウソップが未婚で麦わら一味に加わったのは不幸中の幸いだったけど、もし家庭を持ってからルフィに会ってたら、構わず棄ててたよね、
父親と同じようにね そして妻はそれを健気に肯定して、父の正しさを子に言い聞かせるんだろうね それ不幸の再生産やんな

たかが漫画、しかも冒険ファンタジーの冒険を否定するのは野暮かもだけど、私だってワンピが3億5000万部も売れてなければ(モヤっとしながらも)流してたけど、
ただ「冒険の、男のロマンのためなら弱者の犠牲は些事」という考えが数の暴力で「国民的」な「正義」になるのは怖いなって思うだけです

ワンピ6巻のSBS:
Qナミの3サイズ教えて!
A尾田先生がサンジに目視で算出させる→その後ナミの反応「あんた何勝手なことしてんの?」尾「しまった間違ってたか」「合ってるわよ。別にいいけどね。減るもんじゃないし。じゃあね」「…はっ!サイフ抜かれた!ああああ」
…これ、ギャグなの?

尾田っちは「ナミは本編中でも割と自分から脱ぐし」「お金大好きキャラだし」「測るの俺じゃなく親しいサンジだし」とかは置いといて「3サイズ測ったー!怒られたー!金とられたー!(ギャグとして成立☆)」
と無邪気に発信することによって全国の小中学生に何を刷り込んでるか自覚し文字数

ワンピは全編、無邪気な少年の心で+むしろ正義感で+悪意なく「女体大好き!オカマきもい!男のロマン!」て謳われてるのが最高に危ないと思うし、
尾田先生がもっと醜かったりマイノリティ側だったりしたら、アルビダやボンクレーは存在してない筈 憶測だけど、幸福にまっすぐ育った方なのだなと思う