せっかく2人きりだったのにと残念がる大喜に松岡は英語で言った
「You don't have time for a relationship, do you?」
どういう意味か分からず大喜の頭はハテナマークになり、絶対わざとやってると
松岡は日本語で言い直し話していく
「あ、ごめんごめん君さぁ恋愛してる暇あるの?君この前針生くんに負けてたよね?」
「針生くんだけじゃない他の部員と比べても特別上手いって訳じゃないように見えるけど」
「その点俺はバスケチョー上手いし両立もヨユーでできるけど!」
ヘラヘラ顔で煽る松岡に大喜は真剣顔で言い返す
「しますよ両立」
「本当に?」
ヘラヘラ顔をやめた松岡が大喜に聞き返したところで千夏が戻ってきたので松岡は話を中断してヘラヘラ顔に戻る

「おまたせ」
「ううん待ってないよー」
ここで大喜の胸中
痛いところついてくるじゃん冷や汗がでた・・・だけど起こってもないこと気にして行動しないのはやめるって決めたから
「あのね松岡くん」
千夏が言いかけたところで松岡のスマホに連絡が来てそれを見ながら松岡は理由をつけて千夏をまた誘おうとする
「あ、ちょうどよかった!今勇政大の先輩たちがバスケしてるらしいんだけどナツも行こうよ!」
空気を読む気がない松岡に大喜が思わず一言
「え?」
松岡はヘラヘラ顔で話を続ける
「勇政大ってバスケ強豪だし勉強になると思うよ、気軽に人呼んでいいって言ってるしさ」
これに対し千夏
「でも」
大喜は笑顔で千夏に勧める
「行った方がいいですよ!大学生との練習ってすごく勉強なるし!俺のことは気にしなくていいんで!」

「俺も帰って自主練しますよ!」
笑顔で言った大喜に松岡が続く
「って言ってるし行こう」
困惑する千夏
「え、でも・・・」
「さっ」
「じゃーなー」
千夏を連れ出すことに成功した松岡は喜んで振り返り大喜はあんたのためじゃないからと睨み返していた

千夏を送り出した大喜の胸中
ほんとは他にも行きたいところあったけど千夏先輩の部活も応援したい
松なんちゃら先輩に張り合っても千夏先輩のためにならないんだから・・・
自分にそう言い聞かせるように
ところが帰りの電車のホームで大喜は一人で居る千夏の姿を見つけて驚く
千夏の表情はしょんぼり2コマ

大喜は千夏に近づいて聞く
「今の電車に乗ったんじゃ」
「お手洗いに行ってて」
「千夏先輩こそ練習は・・・」
「冷静に考えたら着替えがないなって汗でよごれたシャツしかなくて・・・」
それを聞いた大喜の胸中
嬉しい戻ってきてくれたこと2人で帰れること
「じゃあ一緒に帰りましょう!」
その頃バスケ部の後輩が渚に掃除してたら出てきたという写真を持ってきて渚に4番の人が誰かと聞くと渚はユメカと言った