扉絵はリクエストからメイド服の匡で松岡うざいうざいうざいうざい・・・デート台無しで最悪&千夏が残ってくれたのが救い

「あ、英語わからなかった?帰って欲しいってお願いしたいんだけど」
黙って睨む大喜に松岡が言い直し念を押すと大喜は命令形だったと心の中でムカツキつつ冷静な口調で言い返す
「それはこっちの台詞です」
「今日は俺が千夏先輩と2人で出かける約束をしていたんです、あなたの方が・・・」
大喜が松岡に出ていくように言いかけてすぐ千夏が戻ってきて2人の話は中断する

「ただいま」
「おかえりナツ」
ヘラヘラ顔で千夏を出迎える松岡にムカツク大喜の胸中
千夏先輩気づいてください!!この人の笑顔の裏のドス黒い顔に!!
千夏はそこそこで笑顔で松岡に言う
「またうさんくさい顔してる」
それを聞いた大喜は公認なのかと心の中でツッコミを入れていた

松岡が千夏に何を頼むか聞いたところアップルパイと紅茶
ヘラヘラ顔の松岡は千夏が紅茶派で教室でもよく飲んでると千夏と大喜と同席になってよく喋る
大喜の胸中
俺だってそのくらい知ってるし
千夏の前でも松岡は大喜への嫌がらせを続けていく
「君は?何頼むの?プロテイン?」
それを聞いてバカにされてると思いながら大喜は千夏先輩オススメのアップルパイと・・・と話すが松岡は話を遮る

「そういえばさー中学の時バスケ部で練習終わりに喫茶店行ったことあったよね」
話を振ってきたのに無視されて切れる大喜の胸中
聞けよ!!
松岡は千夏との会話を続ける
「おしゃれな所行ってみようって」
「あったね、知ってる?二丁目にある喫茶店」
「あぁあの中学生にしては背伸びした値段で渚がカッコつけてエスプレッソ頼んで・・・」
「それユメカだよ」
そこそこ笑顔で話す千夏の一言により松岡はそうだっけととぼけるしかなく今空気が変わったと大喜は察していた

大喜の胸中
今空気が・・・ユメカってたしか・・・
千夏オススメのアップルパイを口にした大喜は美味さのあまり目が輝き心の中で感想し始める
パイのサクサクとりんごの甘みとハーモニー
そんな大喜の顔を見て千夏は満面の笑顔になるが松岡はこれの意味が分からずにいた
「今笑うところあった・・・?」
ふとパクパク食べてる大喜の方をチラ見した松岡からはヘラヘラ顔が消え何か思う表情へと変わる

喫茶店を出た後も松岡は千夏に付きまとう気満々で言う
「さてどこ行こうか」
「あの」
「お腹も満たされたし」
「ちょ」
「ボーリングとか行こうか?」
一方的に千夏を誘い続ける松岡に千夏も限界といった状況
「あ、忘れ物しちゃったみたい、とってくるね」
千夏が喫茶店に一人戻ったため外では大喜と松岡が再び2人きりになる