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若葉の来歴についてザックリまとめると

幼少/「田舎」でドラゴンキーパー(現大戦隊)に憧れる
入隊初期/マジメで努力家な隊員として評価を受ける
マガティア捜索中/撤退しない常盤隊員にしびれを切らし裏切る(おそらくこの際に神具を持ってマガティアに寝返る)
校長時代/弱者に手を差し伸べるという名目でウロボロスに多くの若者を幽閉する(我藤とも結託)

上記の点について若葉の発言に矛盾がある
というのも61話では「大戦隊入隊の義務感」とあるがこれはおかしい
若葉はのどかな田舎からわざわざ怪人の出る街へ出てきた人間であり義務感は在り得ない
若葉の発言にウソや欺瞞が多いというのはここからも読み取れる

その後も62話では
自分が殺した相手の断末魔については「全部大戦隊が悪い」
「こんな少女を戦わせるなんて恥ずかしくないのか大戦隊」と言いつつ積極的に殺そうとする
などと一秒で矛盾するような言動を連発し殺人についても軽薄な人柄を強調する
加えて殺すのに必要のない揺さぶりを翡翠に与えるサディスティックな一面も

続く64話では怪人全く関係ない生活をしていたにもかかわらず「お前達が来てから全部おかしくなったんだ」と全く違う論調を広げる
職員室の教員を自分の攻撃で巻き込んでも「僕は悪くない!」「全部怪人が悪い」「大戦隊が悪い」「僕は被害者だ!!」と繰り返し自分の正義を主張
とにかく「自分のせい」であることに耐えられない幼稚な人格であることを明示する

余談だが58話で「今となっては笑える」「正二位なんて全て神具の力じゃないか」と上官を嘲っているにも関わらず
64話の戦闘時ではうっかり「僕は無敵だ」などと口走っている
いかに若葉の発言内容に信用が置けないかよく分かる
さらには少女に戦わせるなと主張した口で翡翠を「ガキ」と呼んだうえ無理に蹴り起こすなど彼の矛盾した言動には枚挙に暇がない
(というかひたすら言動を矛盾させるためにプロットが組まれてるんだろう)

総合すると
若葉が「ドラゴンキーパーになりたい」と言っていたのも幼稚で軽薄なサディズムを満たしつつ
「自分のせい」ではない大義名分が欲しかったのだと概ね考えられる
彼が学校の支配者であり続けたのも裏切りの責任(罪)から逃れつつ自尊心を満たせる理想郷に安住していたからであり
65話で「学校が僕で」「僕が学校だ」などと倒錯した発言を残しているのも彼の過大な自尊心の高さを表している

最新66話で翡翠に言い返した「お前らが嘘ついてたせいだ」「こんな戦いと知っていたら憧れなかった」というのはある意味で正しくある意味ウソである
戦いを「フィクションでない」として憧れたにもかかわらず実際には「テレビの前で見た」装飾されきったものを好んでいたからだ
彼が憧れた戦いは一方的に強者(自分)が弱者を蹂躙するものであり決して自分が泥臭く傷を負うものであってはならないのである
(とはいえそういったドラゴンキーパーの絶対性を強調してきたのは大戦隊なので翡翠も「すまんな」と詫びている)

解説は以上