>>72
続き

「何言ってるんスか!名前なんて明確っス!ふとした時に相手のこと気になったりしないっスか!?にんじん眺めてたら師匠の顔に見えてきちゃったり!!」
図星を突くみにのマシンガン口撃炸裂
「仕事の体裁上自分の気持ち堰き止めてるかもしんないスけどしょーがないケースだってあるっス!水原さんは優しい人っス!レンカノとしての自分を卑下する必要なんてないし!」
「師匠に優しくし続けてきたのもそのお人柄あっての事だと本気で思ってるっス!でも逃げてるだけじゃないっスか!?自分の気持ちが分からないなら尚更話してみるべきっス!」

和也と水原のためを思い、一生懸命水原の心に正論で訴えかける熱いみに
「レンカノだからって自分の気持ちにフタをして直視しない言い訳にしてるだけじゃないっスか?連絡取らないなんて最悪手っス!」
それでもまだなびかない水原は言い逃れようとしてしまう
「でもそんな事の繰り返しでズルズル来ちゃったじゃない!もう引き返せないところまで来てる!」

「それこそ『恋』は瑠夏ちゃんよ!」
引き返す必要は無いと言うみにに水原はあくまで瑠夏だと言うのでみには驚くばかり
みにが水原を持ち上げれば水原は瑠夏の姿勢を持ち上げ始める
「相手に『好き』だって全力でぶつけてそこに迷いなんかなくて自分の気持ちすら曖昧なまま人の『恋心』を傷つけるなんてできない」

「あんな風に熱くなれるのも羨ましくすらある・・・」
水原は瑠夏が羨ましいと言い出すがみにはそんな事には全く気に留めず水原をヨイショしまくる
「まぁそうかもしんないスけどそんな分かり易いものばかりじゃないっス!とにかく今の師匠は見てらんないっス!連絡取ってあげて欲しいっス!言わんとしてる事は分かるっス!」
「でも告白までされてそれが理由なら水原さんのこと正直酷いと思っちゃうっス!正直師匠は期待してるっス!でも今の水原さんはその期待に応える準備があるように見えるっス!」

「師匠の“想い”に真正面から向き合って欲しいっス!」
みにの熱い一言で見開くページがドーン
言いきったみにはパンツだけ貰って水原の部屋から出て行った
トボトボ歩きながらみには電気消えてる和也の部屋を気にして師匠が留守なら伝えるのは明日にしようと思い直す
分かってはいたけど水原真面目を通り越して面倒臭いの域
むーっとするみには言いたい事言えたけどあの様子では本当に響いたのかどうか世話の焼ける2人だと思いながら自分の部屋へと帰っていく

朝になり和也はずっと部屋にいてやつれたまま
一方の水原は昨日のみにのマシンガンやハワイアンズでの和也の告白を振り返り、深呼吸をしながらよしっと言って覚悟を決めた表情をする
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