雛が千夏に、大喜に告白したと伝えた時のやり取りだけど
肝は千夏の「そうなんだ」や、雛の「へぇ」ではないと思う

重要なのはその直後のコマの、相手の表情
大喜に告白したという事実に「そうなんだ」と抑揚の無い返事をした千夏を見て、雛は何を感じたか?
同居していないことを知った雛の表情が綻んだのを見て、千夏は何を感じたか?

この探り合いは、結構女性特有の怖さが出ている気がする、お互いに
感情を殺して?機械的な対応をしてしまった千夏が、機械的に動くコピー機の前で佇むあたりも実に印象的

感情が読めない千夏に対し、感情が顔に出てしまう雛
初期から想い人がいて最終的に逆転するパターンのラブコメは割と王道だけど(ニセコイ、とらドラ等)
逆転勝ちするヒロインは大概感情豊かで、かつ主人公との距離が一貫して近い

言われてる程負けヒロインじゃないよ、雛