『SPY×FAMILY』劇場版も大ヒット!「アーニャは最初から“これだ!”と思う声が出ました」種﨑敦美さんインタビュー
コメント49件 1/6(土) 21:50配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/875218902d0c81a3ac6c8c82ba510cdcfb21163d

可愛らしい少女、ミステリアスな女性、頼もしい少年……など多くのキャラクターの声を演じ、今大注目の実力派声優・種﨑さん。バイラ世代でもある彼女の、キャラクターや作品との向き合い方とは。

アーニャの声は考えすぎずに“これだ!”と思う声が出ました
TVアニメ『SPY×FAMILY』でアーニャの声を演じている種﨑さん。これまで演じてきたキャラクターは性別も年齢も異なり、表現力の幅に驚かされる。

「キャラクターの声色は、自分の中で“これかな?”としっくりくるまで声に出してみることが多いです。キャラクターの絵とセリフを何度もみながら“これではない……あ!これかも、いやこのときはこんな表情をするかも……”みたいなことを繰り返してつくっていきます」

何度も声を出すキャラクターもいる中、アーニャは「これだ!」という声が最初からあったという。

「正解の声なんてわからないはずなのに、アーニャの声は“わかる!”と思ったのは覚えています。なのでオーディションの段階から今のアーニャの声色でした。ただ、久しぶりに初期のアーニャの声を聞いたときに“声、高っ!”と思ったんです。お話が進む中でアーニャもフォージャー家になじんで、いい意味でふてぶてしくなった結果かもしれません(笑)」

種﨑さんが初めてテレビアニメ作品のレギュラーキャラの声を務めたのは2012年のこと。

「『となりの怪物くん』で初めてテレビアニメのオーディションに受かりました。それまでは一人でのアフレコがほとんど。この作品でほかのキャストの方とアフレコをして“人とお芝居をするのってこんなに楽しいんだ!”と知ったんです。その作品を見て自分を知ってくださった方も多く、そこから少しずつお仕事をいただく機会が増えていきました」

当時のことを種﨑さんは「初めてのことばかりでただただ楽しい気持ちだけでした」と振り返る。

「経験を重ねるにつれて楽しいだけじゃなく、作品を背負う責任にも気づいて。大好きなマンガやアニメの一部になれていることは変わらず喜びでしかないですが、完成に至るまでは常にいっぱいいっぱい。楽しいけど苦しいみたいな気持ちです(笑)」

複数の作品を同時進行することも多いが、生活の中でリラックスできる瞬間は?

「ドラマが大好きなので、録りためた作品を無心で一気観している時間がリラックスできます。もうずっとドラマオタクで新しいドラマが始まるときは1話はひと通り全部観るのも楽しみのひとつです」