・推しの子 1話

これだけ前宣伝していた作品はスパイファミリー以来じゃないかと思いながら視聴
とにかく全然しらないので、前情報ゼロで見ていたので
流石に終盤の展開には疲れましたが、高橋李依スレなので彼女中心で

全体通してそれほど高橋李依の絶対キャラだったかしらと
例えば20年前なら真綾ちゃんとか、高橋李依でなければ雨宮天かなぁと
中盤辺りまではそんなイメージ
そもそも高橋李依は出番がない
内山夕実のモノローグで話が進むのと、子供や社長や監督や奥さんは生き生きしてるキャラなのに
高橋李依のそれは冒頭にあったように機械みたいなロボットみたいな血が通ってない母親像が通されていて
一人だけ、あんまし共感されないような描かれ方してるわけです
異質な存在って感じですね
で、渋谷かどこかのスカウトされるラスト20分くらいから、高橋李依中心にギアが変わって
いよいよ最終盤になるわけですが、個人的に驚いたのは
まず優先度合いとしては子供を守ることに合ったと思うわけです
だから淡々と喋ってた高橋李依が最後の最後で「出てくるな!」「逃げなさい!」とか逆に「子供だけは助けて」とか
そういう台本になるかしら?と勝手に想像していたわけですが、そうしたことは全く無くって実際は真逆で
彼女はもの凄くクレバーで相手を刺激させないで自分にできる最善をセレクトして
結果的に二人を守りきれたと思うわけです
あの極限状態で、これだけクレバーな対応できたのは高橋李依としても驚きで
思い出したように伝えたいこと、伝えるべきことが最後に降りてきて終幕になる
シリアスな高橋李依の場面はほとんど経験がなかったので、その面では非常に新鮮でした
リアルティが追求されていて、呼吸すらで厳しい状況を表現できていたと思います
このシーンは何度も練習できませんよね
一発録りくらいじゃないと役者が死んじゃいますよ

「人を愛したこともない、愛されたこともない、そんな人にアイドルなんてできない」
ここが印象的でした
1話の総括としては、初めてロミオとジュリエットを見たあとみたいな、圧倒的な虚脱感ありました
こういう役は彼女の経歴には貴重で、大きな実績の一つになるのかなと


80点

(´・ω・)