中村さんが昨日の放送でアテレコで背筋捻挫したことがある
って仰られてたけど、これを聞いて思ったのが
東野英治郎さんの1962年の東京新聞のコラムの意見を
単に発して声優さんらの反発を招いたアテレコ論争なんだよね。
アテレコは動かないで声を出さないといけない不自然な
芝居だから片輪(病気)になりかねないから危険手当の
保証よこせみたいなことを言われたのね。
この記事の意見に当時のアテレコやってた声優(俳優)さんは
反発したのね。自分らの芝居を病人扱いするなんて
東野さんの野郎って。
東野さん自身はアテレコやらないと飯食えない
若手俳優の給料あげてやろうって気持ちから
言われたんだろうとは言われてるんだけど。
当時の声優さんらは東野さんの言葉に乗っかって
危険手当ての保証をもらう戦いを国や局とするんじゃなくて
自分らの俳優(声優)としてのプライドの方を選んじゃったのね。
アテレコは健全な芝居で、病気になんかならないって。
この東野さんへの反発が昔のレジェンド声優さんらには
あるもんだから、アテレコで病気になることはないって
風潮がずっとあって、そこに制作さんらがうまく乗っかって
おられるわけね。
声優さんのギャラの低さ問題とか、体調不良の多さって
あるわけだけど、東野さんが提唱されたアテレコの危険手当を
声優さんら自らが役者のプライドを選んでこの話を
タブーにしちゃった。そこでアテレコって健康な芝居なんですよね
でうまく使われちゃってる部分ってあるように見えるのね
声優さんの体調不良の話とか聞くと
どうしてもこの東野アテレコ論争にいきつくわけだよ。
中村さんが昨日言われたアテレコで捻挫したことあるって
東野さんの意見を肯定するタブーに近いものが
昔の声優さんにはあられる貴重な話なんだよね