ソニーは、オランダ・アムステルダムで15日(現地時間)から開催される国際放送機器展「IBC 2017」で
、AF性能を強化した4K HDR対応ハンディカム「FDR-AX700」などの新製品を発表した。


4K HDR対応ハンディカム「FDR-AX700」

 小型の4Kビデオカメラとして、HLG(Hybrid Log-Ga
mmma)方式の4K HDR記録に対応したXDCAM「PXW-Z90」、NXCAM「HXR-NX80」、ハンディカム「FDR-AX7
00」の3製品を発表。プロからはハイアマチュアまでの幅広いユーザーに4K HDR撮影を提供する。ハンディカムは欧州で10月から、XDCAM/NXCAMは12月から発売予定。


左からXDCAM「PXW-Z90」、NXCAM「HXR-NX80」、ハンディカム「FDR-AX700」
 高い動画AF性能が特徴で、273点像面位相差検出AFセ
ンサーの高密度配置によって実現。イメージセンサーは、1.0型積層型CMOSのExmor RSを搭載
する。映像エンジンは「BIONZ X」で、960fpsのスーパースロー撮影やフルHD解像度での120fpsスロー
撮影にも対応。S-Log3/S-Gamut3にも対応する。レンズは広角29mmからの「ZEISS Vario-Sonnar T」で光学12倍ズーム。


XDCAM「PXW-Z90」
 プロキシ記録にも対応。リモート撮影やデュアルメモリ
ーカードスロットなどを装備。いずれも、0.39型の有機ELファインダーや3.5型の液晶モニターを搭載する。

 XDCAM「PXW-Z90」とNXCAM「HXR-NX80」はデュアルXLRオーディオ出力や着脱式のハンドルを装備。さらに、PXW-Z
90はXVC形式での記録に対応し、4:2:2 10bit(HD)/4:2:0 8bit(QFHD)撮影に対応する。HXR-NX80とハン
ディカムのFDR-AX700はXAVC S形式での記録となる。