>>30
SD1が軽量なのは、記録再生部分にメカニカルな機構を持たないから。
つまり、デジタルスチルカメラと同じというわけ。
同じパナでも、業務用のAG-HVX200はP2フォーマットおよびカード方式を
採用しながらもDVデッキ部分を残したため、小型軽量のメリットを享受
できなかった点からすると大きな進歩(というか割り切り)と言える。
CCDも有効画素53万とHDカメラにしては少なすぎるものを「意図的に」採用
し、画素数よりも画素ピッチ(面積)を確保することでHDカメラの泣き所となる
感度の問題を克服し、同時にRGBの3CCDの構成画素を全て利用することで高
解像度を得るという発想はまさに画期的。意外と解像度不足が指摘されたHVX
200よりも高解像度だったりして。
ただ、RGBの構成画素を全て利用して得た159万画素「相当」から1440x1080iの
HD画像を生成する点については、1CCD(CMOS)あたり150万画素得られるセンサー
と比較すると実質解像度の面で劣る可能性があり得ることは仕方ないだろう。

小型軽量でしかも高感度という特性を利用して、既にソニーのHDV機が活躍して
いる放送業務用の分野に、業務用バージョンの登場を待たずして活躍する可能性
は大いにあるだろう。