「新型コロナの制限解除」スウェーデンのいま 日本との違いを帰国した東京都医師会理事が語る – ニッポン放送 NEWS ONLINE
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第3波以降、4月にコロナの制限が解除

飯田)制限は既に解除されたということですが、平時の対策はどのような感じですか?

目々澤)いまは平時にあたる状態だと思います。もともとスウェーデンは「自由にやっていこう」という国です。

飯田)そうですね。

目々澤)行動制限を掛けるようなことが好きではない国です。もともとあちらの国の人たちは、風邪をひいたら会社には出ないし、学校には行きません。個人的な理由で休むことに対するネガティブな意識がないのです。我々は仕事で「きょう、自分が行かなかったら会社が回らないのではないか」などと考えますが、そういうことはありません。

国民への積極的なワクチン接種 〜高齢者への5回目接種が開始
新行市佳アナウンサー)スウェーデンでは、現状の基本的な対策は何をしているのでしょうか?

目々澤)基本的には、最初の段階で新型コロナが入ってきたときには救いきれず、ご高齢者の医療は手いっぱいなのであまりできない。「命のトリアージ」と言われていた時期もありました。

飯田)初期の段階では。

目々澤)ただ、ワクチンができてからは、ワクチンを積極的に国民に打たせたのです。高齢者は8割近くが4回目の接種を終えていて、9月からは5回目の接種が始まっています。

新行)5回目ですか。

目々澤)そういう形です。