>>86
https://www.kyotoliving.co.jp/article/101002/front/index.html

フィンランド出身の版画家、トゥーラ・モイラネンさん(51歳)は、28歳で初めて日本を訪れました。

2年後、精華大学の留学生として再び京都へ。現在は左京区の一軒家が自宅兼アトリエです。
「この辺は空気に芸術が溶け込んでいて心地いい。それに、私は森の国の人。緑がないと生きていけない」と、毎朝夕、疏水や法然院の周辺など、近隣の緑豊かな場所を散歩しているそう。

実は一時期、京都を離れてフィレンツェに住んでいたモイラネンさん。
どこか京都に似ているフィレンツェで過ごしていると、日本にいても私は外国人のままでいいんだ、と何かがふっ切れて京都に帰ってきました」
それから12年がたち、なめらかな日本語、自宅の食器棚には汁椀とお茶碗─。そんな暮らしがすっかりモイラネンさんの“ふつう”に。