100 名前:ななしの珍味[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 22:11:40 ID:g00vUFTA
この前、実家(本家)の建替えに伴う引越し作業中に屋根裏から古い木箱が出てきたんで
親戚一同集まって開けてみたら、江戸時代初期〜大正期にかけての文献とか絵とかが沢山出てきた。
ほとんどは、農作物の収穫高や金品のやり取りに関する帳簿だったり、祭事などの記録だった。
そのなかでも、特別な箱(桐箱に入ってたから多分特別なんだと思う)に入ってたのが、
「出雲国○産物○○守○品帳」と書かれた文献。(伏字の部分は損傷酷く解析不能)
親戚一同、巻物の内容を全て読める人は居なかったが、かろうじて雰囲気で理解できたのは
「今の島根県の逸品と、その産地、調理法を記したもの」であるということ。
興味深かったのはその中に書かれた「破午」の文字。(なんと読むか不明)
これは俺の思いつきだが、「破午」は「ハウマ」と読み、現在は「ハマ」→「ホマ」になったんではないかと。
昔からヒノエウマ(丙午)の年には子供を産まないほうが良いって話もあるし、
そういった忌み嫌う不浄の物を討ち破るのが幻の珍味ホマなんではないかと。
だから逆に隠さなければならないこと(現在では考えられないような忌み事)も多く存在し、ひた隠しにされるのでは。
そんなことを考えていたら、引越しはほとんど人任せになってしまった。
長文ご容赦願う。