「俺、浦和レッズでプレーすることになったよ」

堪えきれず、涙を流しながら父は言葉を絞り出した。

「今まで、どのチームでプレーしていても応援するって言っていたけど、これからは心の底からお前がいるチームを応援できるようになったな」

渡邊凌磨にとって、これまでのキャリアは浦和レッズでプレーするためにあった。そう断言できるほど、彼は浦和レッズでプレーするために歩みを進めてきた。



泣けるわー