「日本の選手はどこでプレーしてるんだ?」 自信満々だったイラク記者、その表情は一変【現地発】
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そんななかでイラクのニュース配信会社「スポーツエージェンシー」のフセイン・アルフセイン記者は例外だ。「日本人か?」と聞いてきて、そうだと答えると「次の試合は3-0だ」と親指を立てて見せた。

果たしてフセイン記者の自信の根拠は何か。それは選手の経験だという。

「イラクはいろんな選手が海外でプレーしているんだ。アリ・アル=ハマディはイグランドのウインブルドン(3部)にいるし、ユセフ・アミンはドイツのブラウンシュヴァイク(2部)でプレーしている。フセイン・アリはオランダのヘーレンフェーンにいる。ほかにもカタールやイランでプレーしている選手もいるんだ」

ところで、とフセイン記者は続けた。「日本の選手はどこのチームでプレーしているんだ?」

そこで、遠藤航(リバプール)、冨安健洋(アーセナル)、南野拓実(ASモナコ)、伊東純也と中村敬斗(スタッド・ランス)、久保建英(レアル・ソシエダ)などと紹介していくと、それまでニコニコだったフセイン記者の表情が曇ってきた。どうやら日本選手の情報をほとんど持っていなかったようだ。

「日本の選手もほとんどはヨーロッパでプレーしているよ」と伝えると、フセイン記者はしばらく考え込んだ。そして「じゃあ次の試合は3-0ではなくて1-0でイラクだな」と、それでも自信を見せていた。