「紅麹サプリ」アピ池田工場で受託製造 岐阜県が立ち入り、小林製薬本社がある大阪市の依頼で
3/28(木) 7:32配信

 小林製薬(大阪市)のサプリメント「紅麹(べにこうじ)コレステヘルプ」が、岐阜県揖斐郡池田町小牛のアピ池田工場で受託製造され、県が26日夕に同工場に食品衛生法に基づく立ち入り調査を行っていたことが27日、明らかになった。調査を進める大阪市の依頼を受けて実施し、近く調査結果を同市に報告する。

 県生活衛生課やアピによると、問題の紅こうじは小林製薬の大阪工場(大阪市)で製造されており、アピ池田工場ではそれを原料の一つとして使いながらサプリに加工していた。

 池田工場への立ち入り調査は西濃保健所揖斐センターの職員2人が行い、製造方法や1日当たりの製造数量などを確認。パッケージの裏面には「製造所」としてアピ池田工場が明記されていることから、健康被害や苦情についての情報が寄せられていないかも聞き取ったといい、同課は「(調査した時点で)申し出はなかった」としている。

 アピは、健康食品・医薬品の相手先ブランドによる生産(OEM)を得意としており、大手企業の商品を数多く手がけている。