まず、都市機能誘導区域の設定に疑問を感じる。JR岐阜駅の北側が「①都心」、南側が「③加納」と分かれており、①都心がまちなか居住促進区域に、③加納が居住促進区域に相当する。都市機能誘導区域を含む居住誘導区域は、鉄道駅から半径1kmおよび幹線バス路線沿線から500mの徒歩圏が望ましいとすると、岐阜市で最大のJR岐阜駅を中心に都市機能誘導区域を設定しなければおかしいと感じる。行政側は住所によって管理したいだろうが、住民にとっては住所はほとんど無関係で、駅に近いかどうかが重要である。

①都心の区域には岐阜市役所とメディアコスモス(図書館を含む複合文化施設)が含まれる。これらの施設はJR岐阜駅から2kmほど離れている。都市機能誘導区域の定義に合わせるために、無理やり区域を拡張したように思える。
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