> 下位に低迷するサッカーJ2・レノファ山口に6月、フアン・エスナイデル新監督(50)が就任した。「ハイラインハイプレス」と呼ばれる戦術と、選手を叱咤して全力を求めるチーム改革は、早速選手の意識やプレーに変化をもたらした。サポーターも「わくわくするサッカーが戻ってきた」と歓迎の声を上げている。(谷口善祐)

 「ハードワーク(もっと動け)!」。20日、山口県山陽小野田市の練習場で行われた公開練習。エスナイデル監督が手をたたいて大きな声を響かせると、ピッチでミニゲームをしていた選手たちは一層力強くボールに体を寄せた。

 全体練習後の自主練習禁止も特徴だ。指揮官は「強度の高い練習に全力で取り組めば、『自主練したい』という選手はいないはずだ」と説明する。
 ピッチ外の食生活にも、厳しさを求めている。選手たちによると、各選手の体重に合わせた食事量や、高たんぱくのメニューにするよう指導されたという。
 練習を見学していたサポーター(66)は「選手たちの動きがきびきびしていて、引き締まった雰囲気になった」と目を見張る。



食事制限きたー!