東京都は、都内の人口が2030年の1424万人をピークに減少に転じるとする推計を公表した。21年の前回推計時と比べ、人口減が始まる時期が5年延びたものの、都は「首都東京でも人口が減少していく事態は避けられない。持続可能な都市を目指す必要がある」としている。

 新たな推計によると、都内の人口は35年に1417万人、40年には1398万人となり、60年には1200万人台まで減る見通しだ。

 23区のピークは35年(999万人)なのに対し、多摩地域で人口減が始まる時期はより早く、25年(435万人)を機に減少に転じるとみられている。

 都は21年、当時最新だった15年国勢調査の結果を基にピークを25年(1423万人)とする推計を公表しており、今回、20年調査の結果から改めて試算した。

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