海外移籍の件についてご説明をします。
この件は、ガンバに限らず複数のJクラブにとっても若手の海外流出が非常に痛手となっています。
そういうことで各クラブがいろんな工夫を凝らしています。
例えば、選手との契約期間であるとか、サラリーとか、海外に移籍する場合の条件とか、こういうものを明確に契約の中で謳って、主力、核となる選手を確保というか留めるためにそういう契約を行っております。
これは井手口選手も堂安選手もまったく同じようなかたちでクラブとしては留めたいということでの契約をしておりました。
しかしながら、今のJリーグのレベルからすると、特にヨーロッパからすると若手は取りやすいというような契約の低い条件になっています。
これは変えていかなければならない大きな課題ではありますけども、そういった中で選手が出ていっています。
最終的には条件をクリアしたら出さざるを得ないのですが、それでも慰留に努めて参りました。
堂安選手に関しては2年越しです。井手口選手についても、2年越しです。
そういうことで、条件をクリアした場合は最終的には本人の想いを受けて後押ししてあげると。
ただ、ガンバとしても、内製化ということに関して、過去そうであったように、しっかり下から育てて、育った選手が海外に出て行くということに関しては、そういった条件をクリアした場合には後押ししてあげればと思っています。
それと、出ていった移籍金がどれぐらいあったかとかいろんな報道をされていますが、報道されているような金額ではありません。ハードルは高い金額を設定しておりましたので、その条件の中で戦力を補強していくというのがクラブの考え方です