[ ゼ リカルド監督 ]
サポーターの皆さんだけでなく、清水エスパルスに関わるすべての人々にとって受け入れがたい、難しい瞬間になってしまったと思います。ペトロヴィッチ監督の作るチームは非常に良いチームということは覚悟していましたが、その相手に対して強い姿勢で臨み、最後まで勝てる可能性を追いかけながら戦いましたが、悔しい結果になりました。言葉にするのは難しいです。

−−白崎 凌兵選手を前に入れたりと、メンバーの変更があったが、今日のプランは?
1つは(北川)航也をケガで使えなかったので、彼が今までトップ下のポジションでやっていたので、それをできる選手として白崎をそのポジションで使いました。また札幌はエリア内に進入してくる動きが鋭いので、われわれの守備のときには、バイタルをしっかり閉じておく必要もありました。そこは(松岡)大起に守備のところでやってもらう目的があって、その攻撃と守備をつなぐ役割として、白崎にそこをやってもらうという意図がありました。また、ポジションチェンジが必要になったときには、ベンジャミン(コロリ)を入れて1列下げるということもできると思っていた。それをやることで守備のときの相手の進入してくる動きに対して少し守備の強度が落ちることは覚悟していましたが、今日はそれが起こってしまいました。

−−最近続いている終盤の失点が勝敗を分けたと思うが、どのように守るつもりだったか?
終盤に失点をするというのは、われわれが何度もやってきたことです。それをやらないようにやってきましたが、悔しいのはわれわれが3点目を奪ったあと同点にされるのが早かったことです。われわれとしては、どうしても勝たなければいけない試合なので、前に前にという修正が必要になるし、それによってゲームがオープンになってしまうという展開になりました。どこでミスが起こったのか、それを見つめ直す作業があります。降格というのは受け入れがたい現実ですが、これは今日の結果だけでこうなったわけではありません。今まで終盤に失点をしてしまうミスを繰り返したことが積み重なり、今日の最終節を重圧の掛かる状態で迎えてしまいました。われわれの積み重ねてきたミスも含めて、どう修正してしくかということをこれからやっていかなければいけません。