クラブを去るたびなぜかステップアップする邦本宜裕、ポルトガルで完全覚醒できるか

この一戦を取材するために世界各国から50社以上のメディアが約1週間ほどドーハに集結した。
ある日、親しくなった韓国人記者が、彼の地元のチームだという韓国1部・全北現代の緑色のユニホームを着て取材現場に現れた。
そして背中のハングルを指さし「これ何て書いてあるか分かる?」と聞いてきた。

筆者が「分からない」と答えると、彼は「邦本宜裕。僕の1番好きな選手だ」と笑顔を見せた。

「クラブを退団するたびになぜかステップアップする珍しい選手だね(苦笑)」という韓国人記者の言葉は、邦本の実力を表しているとも言える。
ドリブルのキレ、切り裂くスルーパス、そしてシュートの精度。日本代表の久保や堂安と比較しても決して劣っていないと感じる。
その異色な経歴も相まって、ポルトガルでも目が離せない存在だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3d2a8591561239ea36308593a8ae980a683dfbce