名将ペトロヴィッチの金言と実践。Jリーグはこうすれば「もっと面白くなる」

「勝つか負けるかのプレッシャーのなか、『相手のよさを消して』という手堅い戦いをする傾向があるかもしれません。
負ければクビになるかもしれず、無理もないでしょう。ただ、それでも強気に勝負に挑む姿勢は伝わります。

マリノス、川崎(フロンターレ)は個の力も強く、パスワークも洗練されていますが、彼らを相手にした時も、
『よさを消し、どうにか点をとる』のではなく、『攻めてトライする』というスタイルを押し通す必要があります。
今日のように前からマンツーマンでつけば、やりづらさも感じるはずで、相手のよさを、自分たちのよさで上回れるか。
そうすることで、Jリーグにもっと面白いゲームが増えるはずです」

「マリノスはおそらくチャンピオンになるが、皆さんには(サガン)鳥栖の試合をお勧めする。とてもすばらしい戦いをしている。
彼らはフェノメノ(驚異的なもの、非凡なもの)。ぜひ、鳥栖の戦いに注目してほしい」

ペトロヴィッチ監督はそう言って笑みを洩らした。札幌と同じく、能動的な戦いを見せる鳥栖の姿勢にシンパシーを感じるのだろう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/87f58e4c21a10e32b0f63af220db99f6a0385c18