今季不振に陥っている浦和が昨年から指揮を執るリカルドロドリゲス監督(48)を解任することが29日、関係者への取材で分かった。30日にも発表される見通しで、後任は昨夏、東京オリンピックでメキシコ代表を銅メダルに導いた同国出身ハイメ・ロサノ氏(43)が有力視されている。昨年はリカルド監督のもと天皇杯を制したが、今シーズンは開幕から16戦で15得点と低調な攻撃を繰り返し、2勝にとどまり9引き分けを記録するなど勝ちきれないなど、2006年以来のリーグ優勝を目指した三か年計画最終年は低迷。クラブは選手からのヒアリングも実施し、多方面から検証した結果、今回の決断に至った。ロサノ氏は自身もメキシコ代表でプレーし、東京五輪でも日本人アシスタントコーチの西村亮太氏(37)とのコンビは日本国内でも話題となった。ロサノ氏にとっても東京五輪で日本サッカーに興味を持ち、今回のオファーは願ってもないオファーとなったようだ。まだ復調の気配を見せない"赤い悪魔"が厳しい断を下し、反撃の狼煙となるか注目される。