試合中、利用できるものは貪欲に利用して勝利に導く。マリーシア。ブラジル色の強いクラブの伝統芸。
一般的な日本人から評価されない、褒められたものじゃない、見苦しい、子供の教育に良くないと言われ易い手段だが、なりふり構わず、泥臭く、確実に優勝をたぐり寄せる負けず嫌いの手段。
小笠原が引退してから、その伝統芸を引き継ぐ者がいなくて、しばらく鹿島は低迷していた。
継承者がようやく登場しただけに思える。勝つために、ここまでするのかという負けず嫌いが多いクラブが勝ち、いない淡泊なお坊ちゃま温室クラブは負ける。
ACL出場のJクラブや日本代表にはマリーシア感覚がかなり足りないとも思う。