ただ一方で、海水温の影響についてのサンプル収集は必要とみる。

昨日の経過をみても、海風によって逆転層が生じるのは確実である。
降水現象に伴う擾乱によって、逆転層自体は徐々に解消されるが、
湿った風の供給は続き、上空の湿度は極めて高い状態となる。
これが、地上においては霙からの完全な雪転を遅らせ、
降っても気温と湿度の高い、積もりにくい雪となる。

また降りやむと、昇温が始まり氷点下になることなく、
あるいは、従来より速い融雪を生じる。
今後の積雪回数や積雪深を確認していくことは重要だろう。