1984年は強い負偏差ではあるが、気温そのものは戦前と比較すれば並。
では、戦前・大寒波なら多発しているかといえば、必ずしもそうでない。
可能性のひとつと考えられるのが、黒潮の大蛇行と寒気の合体技。
黒潮の蛇行には様々な形態があるが、関東から見て大きく離岸するタイプ
もあって、房総半島の遥か南に黒潮がズレれば、雪線が南下する。
あるいは、遥か南で低気圧が急発達する可能性も出てくる。
1980年前後は特に大きく蛇行していたようで、詳細を調べてみる価値はありそう。
三宅島・八丈島などは冷えている冬季の方が良いか?

ちなみに現在も黒潮は大蛇行しているが、今は真逆で関東付近に接岸している。
親潮の強さと関連があるかもしれない。