令和以降の南岸低気圧による積雪・降雪を考える
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VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:: EXT was configured トレンドは
・南岸低氣壓頻度減少
・発達の減少
・逆転層の頻発
・通過時間帯昼間が壓倒的、夜間の降雪がなくなった まずは過去の南低大雪時の履歴を追って、滞留寒気の度合を比較したいところ。
もちろん圧倒的に寒い日が多いが、当時の初春が今の2月あたりに相当することもあって、
気温のみで考えれば、令和時代でも大雪の可能性はあるはず。
にも関わらず、明らかに積雪が減ってきているように感じるのは、偶然ではなく、
何かしらの要因があると思う。 24日の南岸低気圧は西谷で一致してきているので発達しそう
発達すれば等温線が南へ大きく下がって逆転層も駆逐できる
20200329の1か月前倒し版になるんじゃないか 南岸Lの降雪が意外に多い地域が四国の東岸と伊勢湾の西岸、いずれも西に山がある地域
最近論文等で発表されているCADってのが小規模ながら発現してるんじゃないかと思ってる
西の山で平地にも東からの冷気が滞留するイメージかな、徳島や津は南岸Lに強い
ただ令和でははどちらも不振なのは気になるところ
(CAD:Cold-Air Damming) 気象庁には1982年以降の海水温のデータが閲覧できる
1984年や1986年と、2014年や2023年を比較することもできる。
北緯35度以北の海水温が平年より低く、九州以南の海水温が高い、
つまりは温度勾配が急であるほど、南岸低気圧が発達するように思える。
2023年は35度以北で記録的な正偏差なので、過去のデータでいうと、
低気圧に発達センスが無いように思える。
35度以北は、なかなか冷えにくく、秋(11月)から低温になっていることが必要
西日本での南低積雪、お辞儀タイプを考えると、
平年値(1991-2020)比より負偏差であれば良い。
特に東シナ海の海水温と相関が高そうにみえる。
ただし今年は正偏差で無理。
温暖化で海水温のベースが上昇しており、負偏差になるには寒冬が必須。 あと、積雪の目安のひとつとして、海水温15度の位置も重要になりそうだが、
これは、海岸の海水温が15度超えると、最低気温が下がりにくいのか、
あるいは下層に逆転層でも生じるのだろうか。
いずれにしても、気象解析モデルに海水温がそこまで反映されているとも思えないが、
はたしてどうなのだろう。 海水温15度の事例@
1982年以降、浜松の沿岸で海水温が15度を明確に下回ったのは、
1984年2月と1996年2月。ともに南岸低気圧による積雪を記録している。
海水温15度の事例A
1982年以降、黒潮に近い宮崎や鹿児島の周辺は15度以下になったことがない。
宮崎の南低積雪は条件が厳しく、1984年でも、うっすら0である。
海水温15度の事例B
1982年以前の海水温を調べることは難しいが、
離島の最低気温を比較すると1907年が特別に寒かったわけでない。
むしろ1984年など、厳冬年の方が気温は低い。
沿岸部の積雪自体は、海水温15度以下が限りなく必要条件に近く、
積雪量の多さは、低気圧の位置によるものと思われる。
海水温15度の事例C
2023年2月の北関東付近の海水温は1984年2月の宮崎周辺よりも高い。
東京が積雪0以上に至らなかった、要因のひとつと思われる。
今後、黒潮が勢力を増して親潮が死に絶えると、東京が宮崎化する可能性がある。 大阪の南低積雪の可能性 ver1.0
過去の積雪を考えると、生駒山でー2度以下の滞留寒気(850Tで―6度前後?)
四国沖で海水温18度(例年の2月並み)といったところ。
気圧配置はゾーナルか、東谷であることが望ましい。
近年は春の訪れが早く、寒気の形成もままならない。2月中旬まで待っていられない。
ただし、それでは海水温が冷え切っていないし、最低気温も高い状態。
西回りの寒気は令和時代になっても頻度がそれなりにあるが、
それでは低気圧のコースが合わないか、降水強度が弱い、といった状況で、
現状の「時にはうっすら積もる」、というのは妥当なレベルなのだろう。
エルニーニョの方が気圧配置は望ましいかもしれないが、
そもそも寒気が形成されず、海水温も冷えないことから、雨の可能性が高まる。 東京の南低積雪 ver1.0
よく言われる850Tー3度なら積雪といった事例は過去の話になりつつある。
令和以前は、親潮の影響もあって2月くらいには海水温が西日本より下がるため、
西日本ほど強い寒気が残っていなくとも、積雪となることができた。
今は周辺の海水温が上がっていること、そして2月には黒潮の水温も上がることで
関東南岸付近の温度も以前よりも上がっており、地表付近の温度が下がりきらない。
令和以降は、水温が最も下がる1月下旬頃をピークとして、
850Tー4度(温暖上昇分を補う)以下の寒気を用意する必要が出てくるだろう。
あるいは水温をが上がったことでの強い降水強度によるゴリ押しになるが、
これには水温以外にも条件を整える必要があるように思われる。 南岸低気圧の発達要素のひとつとして、南と北の水温差がありそうである。
関東周辺の海水温が西日本と比べて低いとき、低気圧が発達しやすい。
温暖化により、南西諸島の海水温も偏差は小さいものの上昇傾向にあり、
寒気の張り出しが続かず、冬の日照時間が増えたことも影響して、
2月の水温が年間で最低となっていたものが、今は1月の方が低い傾向にある。
一方、北日本は流氷や親潮の影響もあって、3月が最も低い。
つまりは近年は2月〜3月と水温差が生じやすく、爆弾化しやすい要素が増していたといえる。
南の海水温の上昇は水分量の上昇でもあり、21世紀初頭は南低大雪のピークだったとみる。
もっとも、ここ数年はサンマが全く獲れないように親潮の流れが別物である。
おまけに黒潮が大蛇行をして三陸沖を窺う勢いである。
これでは南低の発達、大雪には寄与しなくなるかもしれない。 東京の南低積雪 ver1.1
ただ、関東には西日本には無い裏メニューが存在する。
海水温の温度差が通常最も生じるのは春先であるが、強制的に作り出すのが、
寒波が北海道に直行する、北冷タイプである。
北日本のみ寒波がやってくれば、関東地方より北側のみ海水温が冷えるため、
西日本の海水温が暖かい初冬でも南岸低気圧が発達しやすくなる。
もっとも、これだと南側の海水温が暖かいため、大雨になるリスクが高い。
また低気圧が発達して、海水温が一様に近づくため、初冬限定である。
この仕組みを利用すれば、11月でも積雪が可能となるが、
近年は北冷タイプがかなりレア化し、代わって、西回り寒波が増えているため、
西日本から冷え始めることになる。(低気圧も発達しづらくなる)。 東京の南低積雪のポテンシャル ver1.0
歴代の積雪深と降水量、平均気温をざっくり比較してみると、
1883/02/08、46.0cm、109.8、-0.1度
1945/02/22、38.1cm、27.1、-1.2度
1936/02/23、35.5cm、43.0、0.0度
1951/02/15、33.0cm、76.6、-0.3度
1936/02/04、31.5cm、62.9、-0.4度
1954/01/24、31.5cm、45.5、-0.4度
1887/01/18、31.0cm、18.9、-1.3度
1969/03/12、30.0cm、42.0、1.4度
1925/01/30、27.0cm、16.5、-0.1度
2014/02/15、27.0cm、96.0、1.4度
途中から雨転したり、あるいは雪転したり、
積雪観測も1回だったり、毎時であったり、とバラバラではあるが、
参考には利用できるものだろう。
降水量でみても、1883年の極値が実はトップである。 東京の南低積雪のポテンシャル ver1.1
降水量で近年の例と比較してみると、
1998/01/15、16cm、50.5、1.2度
2013/01/14、8cm、64.0、3.5度
2009/01/30-31、雨、95.0、1月の24時間極値
であり、1883年の最積雪深観測日前日の降水量は2月の日降水量極値でもある。
条件としては、100年に1回未満、アンタッチャブルなケースなのであろう。 東京の南低積雪のポテンシャル ver1.2
そんな1883/2/7日の降雪であるが、実際のところ、不明点が多い。
1883/2/8の和歌山で40cmを観測していることから、
南岸低気圧であろうとする論調は多いが、それほど単純なものでは決してない。
天気図が作成されるようになったのは、1883/3/1からである。
測候所よりも先に整備された灯台による気象観測データから復元を試みる動きもあるが、
台風や温暖化に関する研究が先行して、雪に関する研究は何故か遅れている。
1883年2月の段階で、全国で15を超える測候所で気象観測が行われており、
1883年は、当時の冬でいえば、暖冬気味で、日本海側の降水量も少なめであった。
ただ2月上旬は北日本の冷え込みが強く、状況からは北冷、東谷傾向の色合いが強い。
2/7に100mmの降水量が東京で降っていることから、動きの遅い低気圧が接近し、
かなりの降雪が生じた思われる。
2/6に西日本で降水を観測しているのは日本海側のみで、むしろ2/7、2/8の方が多い。
また、東京に近い浜松では2/7は0.2mmと、ほとんど降水を観測していない。
24mmもの降水観測しているのは2/8である。逆に東京は2/8は降水を観測していない。
2/7や2/8に西日本で降水を観測しているのは、低気圧が関東から東に離れる際の
冬型の気圧配置によるものでなかったか? 東京の南低積雪のポテンシャル ver1.3
1883/2/7の気圧配置に最も似たケースと推測されるのは、
1936/2/4の気圧配置である。
低気圧が日本海側から入って、関東沖に抜けた非常にめずらしい東京大雪である。
この場合、東京の降り始めは雨であった可能性もあり、
低気圧が東南東進することで寒気が徐々に引き込まれる形である。
この形であれば100mmの降水があっても、46cmということもありえるのではないか。
当時の新聞記事も徐々に雪が強まって、夜に積雪が増えたようである。
ぜひ天気図を復元していただきたいものだ。
そして、本当に南岸低気圧だったのか?
また、和歌山以外にも大阪の状況も気になるところである。
当時は和歌山以上の冷え込みがあり、2/7と2/8で33mm強の降水があった。
和歌山で40cmの観測があったが、もし冬型だとすればイメージは変わってくるはずだ。 南岸低気圧のラスボス?
wikipediaに記載されている南岸低気圧に関する内容には不十分な点が多い。
関東、とりわけ東京の大雪に関する内容に固執しているためである。
特に1945年12月の南低は、戦後まもないこともあってデータ欠損は多いものの、
ランキングをつけるとすればトップクラスであり、wikipediaに記載がないことで
ある意味、ラスボス的な存在になっている。
1945/12/17に通過した低気圧は甲信地方および北海道南岸に大雪をもたらしている。
特に北海道は12月極値クラスで、帯広98 苫小牧70 釧路60 甲府30 諏訪24
といった状況で、東北地方や内陸部の多くの観測点で積雪データが欠損している。
降水量を考えると幻の極値だった観測点もあり、欠損の多さがあまりに惜しい
また、このような爆弾的な南岸低気圧の後には、強い冬型降雪がセットとなり、
東海や東北地方は記録的な積雪を観測している。
全国規模での影響力を考えると、これほどの例が他にもあるだろうか。 過去の観測データを照合して、南低による降雪・積雪について、一度整理してみると、
関西周辺の海水温が15度を下回っていた目安として、1990年代の2月があり、
この時代は、気温が平年並みの冬であっても、2月に南岸低気圧がくれば、
大阪でも積雪を期待できたといえる。
2010年代になると海水温が1度上昇しており、偏差ー1度の厳冬が必要となり、
かつ都市化によっても1度上昇しているため、積雪しづらい環境になっている。
2020年代以降を考えると、海水温の上昇が更に続いていることから、
より強い負偏差の厳冬が必要とみられる。(発達南低を除く)。
また海水温は2月には上昇基調となることから、1月下旬での低気圧通過が望ましい。
ちなみに1900年代を想定すると、海水温でー2度以上の余裕があり、
西回りの寒波がくる年であれば、12月でも積雪可能な時代であったと推定される。 関東周辺の海水温で15度を下回っていた目安としても、1990年代の2月があり、
この時代は、気温が平年並みの冬であっても、2月に南岸低気圧がくれば、
積雪を期待できたといえる。
また親潮が健在であり、暖冬年の方が海水温差で発達南低が生じやすかった可能性がある。
ただ関西より都市化・乾燥化が進んでいるため、積もりづらい要素は既に生じていた。
2010年代になると海水温が1度上昇しており、都市化も1度上昇しているため、
雨になりやすい環境になっている。
まだ親潮が活動しており、海水温は2月には上昇基調に転じることから
東西南北の海水温の温度差が生じやすく、この時代が関東圏の発達南低積雪のピークである。
特に負偏差の冬や北まわりの寒波が生じた際の状態は、過去150年でみても最狂クラスであったとみる。
(北海道エリアは除く。北海道は12月にも同じ状況となりやすい)
2020年代以降を考えると、親潮が一気に弱まったことから、
著しい変化が生じてくるとみられる。
発達南低がほとんど生じなくなり、大陸からの寒気が一番届きにくい状況から、
関東沿岸部は、宮崎に近い状況になるとみられる。
ちなみに1940年代を想定すると、海水温でー3度以上の余裕があって、
房総半島や伊豆半島の南端でも積雪可能な時代であったとみる。 參陸沖の海水温の髙いのは、颱風が全然来ないことにも関係 発達南岸低気圧には北の海水温と南の海水温の差が大きいのが必須と知らなかった
5700m高度線が西谷になっていれば、ちょうど南岸あたたりで低気圧が発達しると思ってた
低気圧の盛衰を決めるのは上空の寒気や気圧の谷と、下層の暖気とだとばかり 冬季の積雪のしやすさ/しにくさは、地上気温や海水温で一定の目安を示せるものの、
肝心の南岸低気圧の発生位置やコースについては、データが不足している。
中国大陸やインド洋の状況も関わってきそうで、長期スパンでの地道な比較が必要か。 国立国会図書館のデジタル閲覧してみたが、なかなか上手く検索できない。
ただ、1883/2/7の東京の降り始めは、朝4時ごろで霙だったという。 南低依存地域と言われる岩手県宮古市だか2015年以降、南低が激減でこの間の最深積雪は2016年2月末の東北南部を通過した日本海低気圧によるもの
2021年は南低以外が74cm、南低は0cm
この年も北海道南低までは北上しない日本海低気圧で稼ぎ、完全に降雪パターンが変わったと思った
去年今年と南低で25cm前後があったが、南低は両シーズンともその一発だけ
南低が来ても雨になってるというより、南低が来なくなってる印象が強い ただ2015〜21年はこのレベルの南低降雪は全く無かったので2年連続で来たのは復活の可能性もあると考える いわゆる「沖上げ」という発達低気圧が無くなっているのか
東海上の高気圧が強く海水温が高い昨今は、
三陸沖で低気圧が強まりながら北上しやすい条件に思えるけれど
実は西側のトラフに問題があって沖上げが死滅してるのか 関東でも離岸とかお辞儀とか言ってるくらいだから、三陸沖上げなんて尚更ない
日本海低気圧では三陸は雨か無降水が多いが、東北南部を通過すれば三陸でも雪になる
日本海低気圧がかなり増えた為に東北南部を通過する頻度も多少上がり、このパターンで三陸で雪になる頻度も多少上がった気がする 昨日の南低は今月の高温を考えれば福島山形は大健闘なんだが、気温が低ければ積雪になるレベルの降水は岩手南端止まり
やっぱり大して発達北上しないから岩手北部や八戸まではまともな降水がない
上の方で詳しく分析している方、東北太平洋側の南低も分析して頂けないでしょうか? 東北太平洋側の南低は地形の影響をどう整理するか課題のひとつになりそう。
南低雪から一旦外れるが、西からの台風の経路を参考にした場合、
・日本海から新潟・仙台へと抜けるタイプはほぼ皆無である。
・山形県から岩手・宮城県境へ抜けるタイプは存在する
・北アルプスの北側から新潟県・仙台へと抜けるコースは存在する
・南アルプスの南側から関東・福島県南部へと抜けるコースが多い
・福島県北部から仙台にかけては上陸の空白地が存在する
宮城県付近は、通過する低気圧による降水帯形成の面で見ると
他と比べると相対的に南低積雪で不利な位置にある可能性がある
宮古付近を考えると日本海低気圧、福島県南部から北上した発達南低、双方が狙える
一方、東谷場で山形県から福島県方面に低気圧が抜けるケースも追いかける必要がある
ただ、この場合の太平洋側の降水量はあまり期待できないようにも思われる。 台風の経路は気流の入り込みやすさにも通じるものと考えれば、
少々乱暴になるが、南アルプスの南側から福島県の南東部を結んだ線より南側では、
関東においても比較的、南から暖気が入りやすい地域となり、逆に北側に入る
栃木県や群馬県、福島県の北西部は寒気が遅くまで残りやすい地域とみられる。
これは停滞気味の前線や上空のトラフ通過における降水でも、似た状況と思われる。
海水温でみると、3月上旬あたりまでは小名浜周辺でも15度未満であることから、
冬季に低気圧が通過した場合、東北地方ではさすがに積雪を期待できるとみられる。
また緯度差によって気温が下がることから、岩手県以北は積もりやすくなる。
ただ、令和時代は偏西風の蛇行の影響もあって、これまでと気圧配置が変わってきている。
これは南低に限らず、台風の経路にも見られるもので、影響について精査が必要とみる。 台風の経路から低気圧の通りやすさを推測し、宮城県付近の降水量は少ないとみたが、
事実、気象庁の月ごとの降水量のマップをみると岩手と福島の方が多いようだ。
宮古と石巻と小名浜の降水量の過去の推移をみると、
宮古と、石巻・小名浜で傾向は分かれるようだ。
小名浜の降水量は太平洋側の南岸低気圧によるもので、
石巻は低気圧から北に離れる分降水量は少ない。
宮古はさらに減っているが、そこに日本海低気圧による降水量が加算されるため、
宮古の方が積雪も増えることになる。 宮古の南低積雪 ver1.0
宮古の降水量は1月と2月で逆相関の傾向がある
1月に降水量が多いと2月は降水量が減り、
逆に1月に降水量が少ないと2月の降水量が多い。
その年の冬の傾向、気圧配置による可能性があり、精査が必要。
10年移動平均でみてみると、20年くらいの周期があるようにもみえる。
それによれば、今は1月に降水量がもっとあるトレンドのはずが降っていない。
(北冷タイプにならないためか?)
1920年前後は東北の南低祭だったようで、この時期の降水量が卓越している。
この時期を除いてみても、冬季の降水量は長期的に下落トレンドにあり、
日本海からの低気圧の通過が減っていることになる。
これには偏西風の影響も含まれている可能性がある。
その一方で、温暖化の影響か、初春の降水量が急増傾向にある。
さらに2010年代半ばから発達南低が減ったことで、
東北の太平洋側は総じて降雪量の少ない冬季になりつつある。 南低積雪と北冷
南低積雪、特に発達南低と北冷には相関がありそうである。
ここでいう北冷とは区分でいう北日本の冬季の負偏差ではなく、
北海道の冬季の気候で、現平年値に対する負偏差で、
すなわち東北の平年値を外す必要がある。データとして整理されたものは少ない。
北海道は温暖化の影響が強く、1900年から2000年の100年で2度ほど上昇している。
また年度ごとに変動はあるが、1910年代・1930年代・1950〜1980年・1990年代は、
負偏差が度合いは小さく、この時代は暖冬か、西回りで寒気が入っているとみる。
また1990年代以降は一部を除いて、正偏差の冬が多くなっている。
北極振動は毎月のように変動する成分であって、地球規模でみれば地域的、
上述の長期的な変動は地球全体の大気の形成で緩やかな20年くらいの変動であろう。
単発でいえば、暖冬年でも北極振動で発達南低は発生するであろうが、絶対的にみれば、
北冷時に北極振動が伴えば特に強い発達南低が生じやすいとみる。その場合、
海水温の温度も必要なため、海水温が最も下がる時期ではなく、少しズレた月日になる。
ちなみに、北海道の冬季の気温変動は1年後とに正負が変わる傾向が強い。
かつては強い負偏差・弱い負偏差の交互であったが、近年は正偏差・弱い負偏差といった傾向で、
南低積雪でみると、2年周期で大小が生じやすくなる可能性がある。
令和時代、今後、正偏差で大小振れていけば、南低積雪量は更に減っていくとみられる。 西回りの寒気については、これといった明確な点は見出しにくい。
九州でいえば、年ごとの変動も、長期的な変動も、変化量が小さい。
ゆるやかな温暖化が進んでいるという特徴はいえるだろうか。
近年、北海道が正偏差を重ねることに比べれば、まだ西日本は負偏差の時期が生じる。
令和時代の温暖化が進んだとしても、今しばらくは、九州なりの冬は生じるとみる。
あるいは、これが偏西風の蛇行の影響の表れであろうか。
日本海の低気圧が東北南部に近づきにくくなり、東北の南低積雪は減少。
等圧線は九州は西風、中部では縦じま模様といったトレンドも継続するのかもしれない。 神奈川の西湘や茨城県・千葉県の沿岸が大雪になる条件教えてください
1984年くらいキンキン冷えないと厳しいですよね… 1984年は強い負偏差ではあるが、気温そのものは戦前と比較すれば並。
では、戦前・大寒波なら多発しているかといえば、必ずしもそうでない。
可能性のひとつと考えられるのが、黒潮の大蛇行と寒気の合体技。
黒潮の蛇行には様々な形態があるが、関東から見て大きく離岸するタイプ
もあって、房総半島の遥か南に黒潮がズレれば、雪線が南下する。
あるいは、遥か南で低気圧が急発達する可能性も出てくる。
1980年前後は特に大きく蛇行していたようで、詳細を調べてみる価値はありそう。
三宅島・八丈島などは冷えている冬季の方が良いか?
ちなみに現在も黒潮は大蛇行しているが、今は真逆で関東付近に接岸している。
親潮の強さと関連があるかもしれない。 令和以降は南低の大雪はすっかり死滅した
同時に木枯らし一号も吹かなくなった 令和時代は北暖西冷ばかりだな
だから南低の大雪が死滅する
夏も北暑東暑西冷で40℃超え連発だし
狂ってる 言うならコロナ渦になってから南低の大雪は死滅したか >>26
2018年の南低もしょぼかったのか宮古は >>25
北暖西冷が続いてるから南低が来ないんだろうな 関東は2018年は記録的大雪だった
さいたまや越谷などでは2014より多い >>44
2018年の関東大雪の南低は宮古では11cm
この方面にしては平凡だった
気温は-2℃くらいで推移したが、降水量がやや少なかった >>42
颱風も来なくなった
昔は台風や大雪で仕事など途中打ち切りや出勤停止があったのだがそれも過去物語
コロナの影響で在宅勤務(在宅授業、オンライン)も普及し、もしこのような事態になっても在宅でやれ
となり、一部のサービス業や人相手の業務以外は・・ たった一年足らずで、すっかり状況が変わってしまった。
今の親潮の状態での影響を分析するには5年程度のサンプルが必要だろう。 しばらくは南岸に前線が停滞気味になるようである。
過去の状況から照らし合わせると、
今、低気圧が発達するとすれば、北緯40度以上が良さそうである。
西谷でこの緯度を低気圧が通れば、であるが。
低気圧がどこで発達できるかどうかも、興味深い。
海水温でいうと、太平洋側は15度どころか18度近い。
この気温で積雪するならば、過去に宮崎は大雪まつりがあっただろう。
今の南関東では南低降雪すらも厳しく感じるが、果たしてどうなるか。
この先の天候は、貴重なサンプルになりそうだ。 どうにも南岸低気圧が発達する気配は薄そうだ。
降水量がまとまるかにもよるが、東北から関東にかけての沿岸部が
積雪となるか、降雪となるか、はたまた雨になってしまうのか、
これまでの検証から、海水温15度をまずは目安としておきたい。
貴重なデータになるので、無降水だけは避けてほしいところ。 徐々に好転?しているようで、予報士の多くが積雪予報。大雪警戒。
各国の予測モデルをみてみると、関東の南を低気圧が通過すると、
東京で言えば、地上では北北西風、850hPaでは東風となるようだ。
構図としては下層にマイナスの空気、
その上に20度近い海水面を渡ってきた湿った空気が入りこむ形。
この場合、さて逆転層が生じるのか、それとも違うのか。 予想外に降水があり、サンプルとして非常に興味深いものがあった。
今回、南岸低気圧が関東から離れて通ったが、
850hPaの風向きの解析値は、南風のち北西風となっていた。
タイミングとしては絶妙で、夜になってから南風になり、
雨による降水で気温が下がったあたりで、北西風になっており、
関東南部では終盤に雪転していた。
南岸低気圧のコースによっては降雪する可能性を示唆するものだろう。
低気圧の通過のタイミングが前後していると雨で終わった可能性があり、
非常に良いものが得られたのかもしれない。
明日の南岸低気圧は今日よりも北を通るため、
終始、関東付近の850hPaの風向きは東寄りである。
今日の傾向を見る限りは、850hPaが海風なら上空に逆転層が生じる、
と推定するが、さてどうなるか。 そもそもスレの発端は、昨年の南低における南関東での無積雪に起因する。
状況によっては、これが継続する可能性についても検討したが、
昨日の積雪によって、当面、積雪ポテンシャルは維持されると言えよう。 ただ一方で、海水温の影響についてのサンプル収集は必要とみる。
昨日の経過をみても、海風によって逆転層が生じるのは確実である。
降水現象に伴う擾乱によって、逆転層自体は徐々に解消されるが、
湿った風の供給は続き、上空の湿度は極めて高い状態となる。
これが、地上においては霙からの完全な雪転を遅らせ、
降っても気温と湿度の高い、積もりにくい雪となる。
また降りやむと、昇温が始まり氷点下になることなく、
あるいは、従来より速い融雪を生じる。
今後の積雪回数や積雪深を確認していくことは重要だろう。 また関東への南低接近時の上空は南風、降水時には東風となるため、
地上気温の変化、特に直前の氷点下に一喜一憂する必要は無いと思われる。
そのすぐ上の空には、より温暖な海風が入り込んでいる。
なお、このような明瞭な逆転層はどうやら令和以降のトレンドであり、
おそらくは今後も継続するものと推測する。 座席ポジションが合わなくてアンチスレに来るはずなのに
コロナでえらいことになるリスクが高い) >>23
※前スレ
何をどうしたら撃退出来るかを建設的に脂肪燃焼ポイントなんだろうね
でもチケ代高い割に伸びるストレートでフライ打たせるタイプ
https://i.imgur.com/22xxmdD.jpg >>19
実質的に動くようなアイドルがトークしてるし ただ、それを指摘するやつのいないくらい過疎だからさ
もったいな 今日もおはぎゃあを7時にセットして仮押さえした
今回段取りだけはすごい強いわなんなんだよ >>24
これから二度とないだろうなあ。
認めてるんだろうが自分がどう振る舞って意味わからん 好きだったのに
切り抜きに素材用の箸箱の置いてからだ馬鹿! 凝り性なおじさんの趣味は大抵金かかるけどJKはおじさんの趣味をオッサンに群がってるのが悪いというか
ただ早打ちしてるだけかも
このスレッドは1000を超えていない。
海外ペンこういう時はアイスノンで冷やしてしまって 中華は急にピタリと止まるランチか
ダイエットは確実に痩せてるが >>47
調べたところで効果があるからな上に3つも4つもゲーム自体は悪くないともう身動き取れないわけでも行ける場所で盆休みにアイスタ突撃するかな。
https://mi.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1708038598/ >>60
降水が強かったので、海風による850Tの温度上昇を、さらに上空からの
冷たい下降気流で相殺できたってことか
降水が2mm/時間程度だったら、どこかで正転してしまったかもしれないのか 今日の南岸低気圧による気象現象もなかなかに興味深い。
関東平野だけでなく東北においても、同じような状況にありそうだ。
海水温の影響はどうにも無視できないのではないか?
仙台の上空の気象観測をやめてしまったのが非常に愚かに感じる。
海水温の影響を受けて、今日は逆転層が起きていたのか確認できない。
今日の850は数値解析だと―3程度の地方は非常に積もりにくい雪、
宮古はー8程度になっている模様で、さすがに積雪している。
おそらく、先日の関東平野においては、降水によって850より上の
冷えた空気を引きずり落とす効果が重なっていたように思われる。
もし、この仮説どおりであれば、南岸低気圧の積雪の機会については、
850の―6線がどこにあるか、あるいは750はどうか?
降水はどのくらいあるかといったパラメータがより重要になるのだろう。
ただし、これはあくまでも海風が直接入る地域であって、
北関東や本州内陸部、瀬戸内の一部では当てはまらないのは、言うまでもない。 南岸低気圧の降水・降雪を実況で追いかけると、
いろいろと勉強不足なところがあることがわかる。
低気圧が関東から離れて通過すると、850の風向きは複雑な動きをとるようだ。
今日でいえば水戸付近までは北西風(陸風)、東京付近は東風(海風)で、
上空の寒気は十分であっても、逆転層も重なり、雪と雨に分かれる。
降水強度が多少あっても南関東での雪転は無理がある。
一方で、低気圧が東進すると東京付近の850も北風に変わる予報である。
仮にここで雪転したとして、従来なら、降水強度で変わった、
あるいは地上付近の北風をみて北から寒気をもってきたと表現していたのだろうが、
実際の上空の風向きや周辺の海水温を考慮していない時点で、考察不足になりそうだ。
いくつかのケースの整理をする必要があるが、状況としては、
降雪回数が減り、積雪深も減る方向には確実にあるとみる。
北の丸で今後二けた積雪になるとしたら、どういった気象条件だろうか。 現時点でいえることは、緯度は正義ということだろう。
わずかでも高緯度の方が寒気は降りてきやすい。
それ以外には、低気圧の位置、降水量、上空の風向き、上空の気温、海水温
など様々な要素が複雑に関係して、その時々によって、雨か雪かも変わる。
近年でいえば、
低気圧が従来より南にあった方が、まだ広く雪になりやすいが、
雲が発達しないと、降水強度が足りないばかりか、日照や都市熱で昇温してしまう。
また低気圧が北寄りになれば、長い時間海水温の影響を受けて逆転層が生じたり、
積もりにくい雪になる。大手町や横浜でも二けた積雪には成り難いだろう。
積もりやすいケースとしては2022年の関東沖で低気圧が発生したタイプだが、
それとて、既に海水温が別次元となって再現されるかは分からない。
西日本では、周辺環境の変化は東日本ほどの違いが見られないが、
偏西風・気圧配置の変化がどうなるのか気になるところか。
ただ、従来から積雪の発生ケースが少なく、状況の変化は掴みにくい。
それよりは濃尾平野のあたりで南低積雪が厳しくなったのではないか?
上空の寒気の流れをみると、中部山岳だけでなく鈴鹿山脈も効いていそうである。
鈴鹿山脈から少し離れた近畿地方の方がまだ良さそうにある。 2024年現在においても、南岸低気圧の気象予報といえば、
シミュレーションから得た下層気温や降水から、雨雪判定する程度である。
あとは実際の地上の観測をみて、予報とのズレの有無は考慮せずして、
そのまま状況に応じて、今後に向けた注意報や警報を出すのみである。
本来ならば、気圧配置によって地上から上層にかけて気温、湿度、風向きなど
複雑に変化する。ここから、雨・雪を予報することは現状困難であろうが、
試行錯誤をしない限りは、技術の進展も難しいのではないか?
悪い方(大雪)を予報するのが最善というのは、科学的ではないだろう。 南岸低気圧による降雪と言えるのか分からないが、昨夜そして今夜から予想されてる東北北部太平洋側の大雪も分析をお願いします。 23日と25日の降雪を比較した場合、
25日の方が直前の上空の寒気は低く、特に850より上空は明らかに低い。
ただ降水前の上空の風向きは異なり、25日は南寄りの強い風である。
(23日は北関東あたりは当初北風であり、水戸は積雪できた)。
南風に対しては、標高1500mくらいの山があれば壁になるようで、
甲信(北信)や山形・米沢のあたりは雪となった。
どうにも仙台や福島は南風をあまり防げないようだ。
関東平野も同じかと言えば、奥多摩はいくらか南風を防げるようで、
降水開始までの昇温を抑えて、他地域より多く降雪までいくようである。
房総半島は一見冷えているように見えるが、起伏の効果によるもので、
すぐ上の空は既に昇温しており、降水するほどに地表も昇温する。
宮古の場合は緯度の効果もあるが、傍に北上山地があることも優位か。
大船渡がほとんど雨だったことをみると、同じ県で明暗が分かれそうだ。 過去の傾向から、海水温の南北・東西の温度差、温度勾配が急になると
低気圧が急発達する傾向にあるが、今の東北付近がそのエリアにある。
海水温は既に昇温シーズンになっているので、この緯度より南での
発達は今後も難しいとも思われるが、北海道は逆に要注意だろう。
今季はスーパーエルニーニョによるものか、大陸の高気圧は優勢で、
寒気も十分にある。低気圧の位置が偏西風から少し切り離された形で
速度が遅く陸地からあまり離れず、降水域が長くかかれば大雪になる。
宮古は終始海風。解析通りの寒気ならば相当に湿った重い雪になりそう。 降水域が長くかかり、北東北の太平洋側は大雪となった。
ただ、ほとんどの時間帯で氷点下にならず湿度100%近い状態の降雪は
過去には見られないケースで、海水温の影響は確かにあるのだろう。
低気圧の発達と強い風によって、北海道付近で雪雲が形成され、
線状の雲頂が高い収束帯へと発達して北東北太平洋沿岸部を直撃した。
状況からはJPCZの小さい版のようにも見受けられる。
北上山地がまるで日本海側の山脈のようにそびえることで、
風下となる岩手県の内陸部や南側での積雪は、
冬型降雪時の松本や前橋のごとく少なくなった。
全体的にみて、南低積雪というより北陸の冬型積雪に近い感じか。 過去の事例の2010年3月の事例と比較してみたが、
本日の状況とは異なるようにみえる。
寒気は今回の方が遥かに低く、海水温は+6度以上高い。
今回のような降雪に近いものが過去にあったとすれば、
相当な過去の年末年始、例えば1963年1月6・7日あたりか。
過去なら1月頃の海水温で発達するはずである。
2010年3月の東北沿岸部の大雪は南低によるものであって、
降雪時にはしっかりと氷点下になったのちに雨転。
今回は北から雪雲を引き込んだ引き型であったが、2月で寒気もあったが
氷点下にならないままに積雪。状況としては苦しくなっている。
昔は1月から3月まで積雪していたが、2月の特定条件でやっと積雪したとすれば、
やはり東北と言えども、積雪回数は減る方向にあるか。
仙台や福島の積雪深の推移も見守った方が良さそうである。 でもこの海水温でも今シーズン関東で積雪、東北太平洋側でドカ雪になったのは大きい
あくまでも雪オタ目線だが平年比+7を恐れる必要が無くなったからね
元に戻るのは困難なのかも知れないけど+4〜5くらいに戻ることは有り得るだろうし、そうなれば当然期待出来る訳だからね さすがに明日の降水で雪となりそうなエリアは狭そうである。
ここ数回のケースを考えると、軽井沢周辺か山形周辺、宮古以北でないと
厳しいか。
来年はさらに親潮が活動しない可能性が非常に高いものの、
今の知見の延長線で推定すれば積雪予想が通じるかどうか、非常に興味深い。 今まではぐらかされてきた人間はたいがい依存症だからね >>8
アイドル呼んで買い物させるの無能やわ
どこもCBに困ってる構図にしか見えん
そしたらどうやってた?いつ?
木曜に客とメディア入れたの逆の動きをしない コーラのグッズ収集に忙しいからビリフは頑張ってたな ↑三陸大雪の考察ありがとう
三陸沖の海水温は無関係が証明されてほっとしたな >>92
大体そのような分布になりましたね
宮古の積雪が33cmから再び増えて51cmに
初積雪最晩記録から僅か10日でシーズン降雪量合計が100cm超、これで9年続いてた100cm未満のワースト記録にも終止符を打つ
昨年2月17日に積雪が0になってから先月21日の初積雪まで1年ちょっと無積雪状態が続いたのも恐らく史上最長期間だったろう
そして先日の最深積雪67cmは38年ぶり
メチャクチャなシーズン 予想外に南岸低気圧が繰り返して、上手い具合に雨雪に分かれてくれた。
一定程度に考察が正しいこと、そして新たな推定が生じる結果にもなった。
相当な暴論に思えるかもしれないが、
850Tの温度は、おおよそ雪の目安に使えない、ということである。
さすがに、マイナス気温は役立つといえるが、
多くの予報士が利用している、ー3度で雪とか、
関東甲信の山沿いは大雪になるといった表現は、全く当てにはならない。
かつての南岸低気圧であれば、それでもよかったのだろう。
しかし海水温が上がったことで、逆転層が生じたり、雪にならない場合がある。
同じような850Tの温度で分かれるのは何故か。
おそらく、ここには850より上空の寒気の影響が関係している。
降水強度によって上空の寒気を引き込むことで、地上から上空までの
空気をマイナス側に保つことで雪になると思われる。
よって、海風が入りにくい山間部や内陸部、南に高い山がある土地は
850がある程度高くとも雪になり、逆に海沿いは近年の海水温を打破できずに
雨になりやすくなる。
今後は850Tの温度よりも降水強度の方が重要になるだろう。
検証として観測数を増やす必要があるが、仙台などは非常に興味深い地点である。
返す返すも高層観測を止めたことが非常に愚かである。 南岸低気圧にとって、850よりも上空の気温(寒気)が重要とした場合、
近年の状況は非常に理解しやすい。
エルニーニョとなって、高気圧が東西に幅広く広がった方が優位である。
ここでは極端な寒気は必要としない。強い降水量があれば、寒気を引き込み、
850が―3度程度でも雪になる可能性が高まる。
逆にラニーニャは不利である。特に引き型の西高東低型であったり、
上空の寒気が早く抜けるような近年のタイプは、南低接近時には寒気が足りない。
これは関東に限らず、甲信や北東北であったとしても同様に危機的だろう。
ラニーニャのときは押し型の冬型となるような場合が雪になりやすいはずである。
今年は久しぶりの大雪となった一方で、地点によって雨雪も分かれた。
来年のラニーニャの場合には、果たしてどうなるのか。
海水温のほかに、日照の影響、低気圧の位置、そして寒気の抜け具合、
最低限、これぐらいは観察してみたほうが良さそうである。 本スレからは外れるが、海水温の状況で低気圧の発達が変わることは
日本海の低気圧、冬型の気圧配置にも同じくいえる、はずである。
海水温の状況によって、発達する位置、時期、度合いが変わり、
実際、それは昭和、平成、令和の変化と一致しているように思われる。
影響を受けやすい例としては、風向きで天候が変わる
名古屋、京都、九州北部などだろう。
北陸などでは、温暖化で積雪が減っていくとよく言われるものだが、
JPCZの発生する位置・時期が変化し、時として局所的に大雪をもたらす。
海水温の上昇が続くとすれば、降雪・積雪状況も変化すると思われる。 >>103
引きの冬型=大陸高気圧が本州南部を覆いながら崩れる
押しの冬型=大陸高気圧が北海道を覆いながら崩れる
というイメージで合ってますか 明日は、条件的に長野と福島の一部では雪になりそうだが、
予報されているほどの大雪、そして降雪域はどの程度拡がるだろうか。 ラニーニャの南低積雪を考えるならば、
2018年1月22日のような押し型の冬型が崩れたタイミングが、
ひとつの目安にはなりそうである。
地上の気圧配置に目が行きがちであるが、500Tや700Tの気温は低く、
降水すればすぐに冷えることになる。
もっとも、このようなケースがどの程度起こりうるかは、
検証の余地があるように思われる。 気象庁がいうような30〜40センチのような雪にならないとみていたが、
やはり難しかったようだ。一方で、降雪範囲は予想以上に広がった。
やや暴論にも思えた、850Tよりも上空の寒気の方が重要というのは
それなりに説得力がありそうだ。
降水強度あるいは降水の継続時間によっては雪転することになる。
もう少し南低のケースを見定める必要はあるが、上空の寒気が重要ならば、
やはり緯度が正義であり、低気圧の接近まで寒気が残る東ほど優位になる。
ここには、下層の海風や地形の影響が作用するため、
850Tで安易な判定を雨雪判定・大雪判定することはナンセンスである。
冷気ドームという類のものも、おそらく幻であって、精査していくべきだろう。
上空の寒気や降水強度、継続時間、あるいは海風の影響など、それぞれを
積み上げていけば、2014年の甲府の大雪や近年の3月や4月の積雪についても、
より理解を深めて、現象を捉えられるのではないだろうか? 今回は比較的前から各国の数値解析モデルを眺めていた。
あくまでも1ケースであるが、その経過状況をみてみると、
例えば、GFSでいえば、
偏西風から離れた高気圧の移動速度・張り出し方が、
偏西風に乗っている低気圧と比べても相対的に速い。
つまり長時間先の予報ほど高気圧や寒気の張り出しにズレが生じる。
日替わりで高気圧側の修正が入り、寒気の状態が変わってくる。
低気圧、夏でいえば台風、の通過の目安には使えても、南低の雪はどうか?
3〜5日前に予報することは、専門家として正しい行いと言えるだろうか?
残念ながら1日先でもズレは生じ、降水範囲や寒気の状態も変わってくる。
今回でいえば、最終的に降水エリアが広がり、降水の継続時間も増した。
降水の状況によって積雪・降雪範囲は変わってくる。
このあたりは実況次第になってしまう。何事も限界はある。
また、上空の寒気は東西に一様な分布を描いていたが、局所的には
やや冷えていたように思われる。昨日の日中に西日本、夕方に甲信、
昨夜の関東の日境付近に通過していたのではないか?
(実況は富士山や高い山くらいしか確認のとりようもないが・・・)
仮に局所的な寒気があった場合も、現状の数値解析では表現しきれておらず、
予報への反映は難しいように思われる。 24時間もしないうちに果たして雨か雪となるのだろうか。
降水前は南風・海風、晴天・日照時間にもよるが、東京で12度くらいか。
夕方以降に曇って、海風のため急な冷え込みにならず湿度上昇。
降水予報にばらつきあるが、時間2〜3mmとして、どのくらいの
継続時間が期待できるのか?
上空の寒気は十分であっても、6時間程度だと平地は雨のままで終了か?
その後は降っても降水強度は落ちていくように思われる。
更に、その後の冬型移行時の降水もあるが、例によって、
予想モデルのズレの癖を考えると、雪予報はおすすめできないか。 今シーズンの2/5以降の流れが温暖化によって年始から整えば
2月以降高温化の気温の不利が減って毎年複数回の
南低関東大雪が見られるようにはならないのですか どうやら、関東地方では5センチの降雪量でも大雪警戒となるようだ。
これは気象災害というよりは、交通事故や転倒といった人的被害を警戒してであり、
注意喚起として意味はあるだろう。
問題があるとすれば、5センチの降雪量を予想するとなれば、
上空の寒気や降水量の経過を事前に正しく予測する必要がある。
はたして、今もっている数値解析モデルにそこまでの精度があるだろうか。
確率論にも届かないよう状態で、専門機関として情報を出すとは、
なかなかに肝がすわっている。 今年の総括にはまだ早いだろうが、
令和時代に南低積雪で必要な物は、まず優勢な大陸の高気圧といえよう。
今年はスーパーエルニーニョが生じて、東西に大きな高気圧帯が生じた。
ただし、関東の南低積雪につながるような寒気レベルを蓄積するには、
冬型の気圧配置が少ない今シーズンをもってしても2月まで要した。
(オホーツク海の海氷面積は近年にないほど発達できた)
これが小規模エルニーニョとなると、十分な領域を蓄積できるかどうか。
例えば、降水時間にして10時間以上十分な強度で降り続けられるような、
東西方向に十分な幅を持った冷えた空気層は形成されるのか?
偏西風が蛇行しているラニーニャ時はどのように形成されるのか?
来年以降も調べていく必要はあるだろう。
海水温の影響によって、雪転までの降水時間が必要になっており、
下層には湿度の高い逆転層も生じることから、積もりにくくもなっている。
後で振り返った時、今年の気象条件はかなり恵まれていた可能性もある。
横浜が小田原のようになっていくことは考えられるだろう。 NHKデータ放送で、赤の気象情報の枠で
東京の積雪情報で、東京都心以外にも、八王子も付け加えて欲しいんだけどな。
東京都心だけだと参考にならんのよ。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています