>>455
致命的な失策はコープこうべの存在そのものだ。下述の通り2000年までは競合のスーパーには出店規制が掛かってたのでコープは元気だった。
ダイエーとの流通戦争というが対等の戦いではなくダイエーは手枷足枷のハンディマッチであった。

1974年に施行された「大規模小売店舗法」があった。2000年「大規模小売店舗立地法」の施行に伴い廃止された。
この法は1956年に制定された百貨店法がその後ダイエーなど日本型GMSに適用できなかったため制定されたものだ。
当時商工会-零細小売業は自民党の票田だった。中小小売業者の事業活動の保護?という美名のもと売場面積500平米以上の出店には地元小売業者の組織である商調協の同意が必要というとんでもない代物だった。
日本の大規模小売業全てに足枷が嵌められた...と思われた。
しかし抜穴があった。
「わてら小売業やおません。出資金を出した限られた組合員のための協同組合や。そやから大店法の規制は受けへん。シーア出店するで かまへんやろ」
1974~2000年まで小売業は手枷足枷状態であった2000年以降コープこうべの業績が悪化したのは至極当然。