日本チェーンストア協会が22日発表した5月の全国スーパー売上高は1兆1185億円となり、既存店ベースで前年同月比1・3%増と、3か月連続で前年同月を上回った。
 食料品は、節約志向の高まりから買い控えは続いているものの、店頭価格が上昇していることから、4・0%増加した。気温の高い日が続いたことや、新型コロナウイルスの5類移行で外出需要が増え、夏物ジャケットなどが伸びて衣料品は0・2%増、化粧品などが好調だった住居関連品は前年並だった。
「食料品は伸びているものの、牛肉から、比較的安価な豚肉や鶏肉などへの切り替えがある。収入が上がらなければ買い控えは続くだろう」などと節約志向の高まりについて懸念を示した。