仙台市太白区の秋保温泉にあるホテルで宿泊客46人が相次いで下痢などの症状を訴え、仙台市は、ノロウイルスによる集団食中毒と断定してホテルの厨房を使用禁止にしました。
集団食中毒が発生したのは、仙台市太白区の秋保温泉のホテル、
「岩沼屋」です。
仙台市によりますと今月6日夜にホテルで出された食事を食べた74人のうち20代から70代の男女あわせて46人が下痢や腹痛などの症状を訴えました。
仙台市によりますと、入院した人はおらず、全員、回復に向かっているということです。
仙台市の保健所が調べたところ患者やホテルの従業員の便からノロウイルスが検出され、ホテルの食事が原因の集団食中毒と断定しました。
仙台市によりますと今月5日と
9日にホテルの食事を食べた宿泊客、およそ50人からも「具合が悪くなった」という連絡が寄せられているということで、保健所が調べています。
仙台市は14日から当面、食事を作ったホテルの厨房の使用を禁止する措置をとりました。
仙台市によりますと岩沼屋にはこのほかに6つの厨房があり、これらの厨房を使って営業を続けているということです。
岩沼屋は創業380年余りの秋保温泉の老舗ホテルです。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/sendai/6005520031.html?t=1360843912511