2020年に、川崎市中原区の路上で当時24歳の男性を刃物で刺して殺害した罪に問われている男の裁判員裁判が横浜地裁で始まり、男は無罪を主張しました。

起訴状などによりますと、ベトナム国籍のライ・バン・トゥアン被告は2020年12月、川崎市中原区木月の路上で、知り合いでベトナム国籍のグエン・ホアン・アンさんの左脇腹を刃物で数回突き刺すなどして殺害した罪などに問われています。

きょうの初公判でライ被告は、「殺そうとしていません。 攻撃をやめてほしくて包丁を出した」と起訴内容を否認しました。

一方、検察側は冒頭陳述で、「被害者と金銭問題でトラブルになっており、事前に購入していた包丁で刺した」などと指摘しました。

対して、弁護側は、「被告は被害者からベルトで殴打されていて死ぬかもしれないと感じていた」「包丁で刺したことはなく、出した包丁が刺さって死亡したため、殺意はなく正当防衛が成立する」などとして無罪を主張しました。

tvkニュース(テレビ神奈川)
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