ところで、年金のお話です。

自分が払った年金を何年受け取れば元が取れるのかというお話です。

ちなみに、正社員が加入してる厚生年金は赤字となり、それ以外の人の国民年金は黒字となる可能性が高いのですね。

なぜそうなるのかと言うと、年金の財源の話になってくるんですけど、結論から言ってしまうと厚生年金というのは基本的には損です。

元々、国民年金というのは強制的に取る仕組みがありません。だから、制度設計の問題で国民年金を納めた方が得な仕組みになってる訳ですが、その国民年金で得する分の黒字を厚生年金から補填してるため、厚生年金は赤字になっちゃうわけですね。

厚生年金の方が手厚いと勘違いしてる人は多いのですが、厚生年金の雇用主負担分も結局は人件費なので本来なら労働者から徴収する分の半分が雇用主名義になってるだけなんですね。

例えば厚生年金として月3万円払ってるのだとすると、本当の負担額は目に見えないようになってるだけで、実際は6万円払ってることになるわけですね。

だから、厚生年金をいくら払っていくら受け取れるかなんて話は、自分でやり直す必要があるわけですね。

これに対して、国民年金はいくらはらっていくら受け取れるのかは、すぐにわかりますね。

平均寿命の80代くらいまで生きると、利回りは2パーセントくらいになるそうなので、厚生年金よりも国民年金の方がお得ですね。