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ワルシャワのユースでベラルーシから出稼ぎにきたおっさんと同室になったが、修学旅行生の予約があるとかで2人とも部屋を出た。
1月の極寒の中、まったく言葉の通じない彼と朝から部屋探し。ポーランド語を少し話せるらしく地元の人に聞き込みをしてくれて、一緒に街中を歩き回った。
しかしどこも休館中か満室、ホテルは高すぎる。

夜になってようやく住宅街にこじんまりした宗教系の宿を発見。一緒に大喜びしたが、ホームレスや出稼ぎ労働者専用?とかで旅行者は無理らしい。
おじさんはおれの為に一生懸命説得してくれたがダメだった。1日中ワルシャワを歩き回って不思議な信頼関係を築き上げたが、かたい握手をして別れた。彼の申し訳なさそうな顔が忘れられない。

歩いてワルシャワ駅に戻ったのは21時ごろ。駅で夜を明かした。ものすごく寒かった。