和歌山県 湯川温泉 恵比寿屋 土曜一人8000円

16:00チェックインの9:00アウト
お風呂は16:00〜9:00の貸切利用。順次呼ばれて入浴。朝は7:00〜9:00の間の申告制
と、これだけ見るとちょいとイマイチっぽかったけれど……

館内・部屋
色々年季は入っているけれど、掃除はきちんとされている
水回りもリフォームされていて、トイレはウォシュレット。ただし、トイレ洗面台は共有
アメニティは一通りあり、お茶請けは最中。冷蔵庫、金庫はなし
特筆すべきことはないけれど、この料金で欠点もないので十分満足
部屋も含め、館内禁煙なのは非喫煙者には嬉しい

食事・夕食
牛肉を焼いたの、お刺身4種、鮎の塩焼き、サザエのつぼ焼き、牡蠣鍋、酢の物はモズクとしめ鯖、魚のお吸い物、茶碗蒸し、デザートはパイナップル
お魚いっぱい、腹いっぱい。全部が勝浦産かはわからんけど、ウチは海が近い宿だ! との意気込みを感じる(鮎は川魚だけど)
繰り返しますが、土曜一人8000円でこれですよ?
刺身は貝もあって、盛られた貝殻が虹色に光っていたので、すわ、アワビか! と思ったら小さめのホタテでした(笑
しめ鯖は辛子がたっぷり盛られていて、初めての食い合わせだったけど、美味しいねこれ
なお、牛肉は家庭料理的な焼き物です

食事・朝食
サンマのみりん干し おひたし かまぼこ 納豆 生卵 漬物 ハムサラダにバナナ 味噌汁
特筆すべきはないけれど、味は悪くない。ごちそうさまでした

お風呂
源泉名 1号源泉
泉温33.9℃ 湧出量80L/M PH9.1
数値上は、お隣のきよもん湯と比べると、炭酸イオンが減って炭酸水素イオンが増えている感じ
総硫黄も0.2g程度と少なめだが、反面、鉄やアルミ等金属が多いかな
まあ、両者とも薄い湯なので微差だろうけど。実際、浴感は似通っていたし

浴室は二つあってのそれぞれ貸切利用
泉温が泉温なので加温ありだろう
どちらも2〜3人入ればいっぱいの大きさで、10L〜20L/Mほど湯を供給しており、潤沢にオーバーフローしている
卵臭、アルカリの苦み、ヌルツルスベなどはだいたいきよもん湯と一緒
あえて言えばこちらの方が湯自体が柔らかく、ヌルつきども強く感じたけど、浴槽の大きさによる鮮度感も大きいかもしれない
ただ、加温の影響か泡付きはこちらの方が少なめ(飽くまで比較しての話だけど)
加温はちょっぴり強めで体感42度ほどだが、実によく温まり汗がだらだら出る
加温かけ流しでこの供給量、鮮度感は実に素晴らしい
なのだが、薄めの成分総計とは裏腹に湯疲れでかなりぐったり来てしまった

とりあえずチェックイン後に一回入浴して、夕飯後はお隣の柳家さんにでも行ってみるかーと予定していたんだけど、
おなかポンポコリンになったせいか、上記湯疲れのせいか、眠気にあらがえず早めに就寝
翌朝、朝風呂も気持ちよく入れたけど、かなりのパワーを秘めた湯です

自由に温泉に入りにくいという難点はあるけれど、湯自体はいいし安いし飯はいいし、
外湯の拠点地として利用すれば問題ないし、何より現存する湯川唯一の宿泊施設だし、で貴重なお宿
女将さん、膝が悪いようだけど気つけて末永くやってほしい